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シングルスの試合について、よく「メンタルが弱いのですが、何か対策はありますか・・・?」という質問を頂きます。
アンケートでご回答頂いた方の中にも、数名いらっしゃいました。
これはテニスをやるうえで本当に難しいテーマですが、試合に勝つにはしっかり意識を高く、何かを変えていきたい。
まずは難しく考えず、誰でもできそうな「自分との会話」について。
試合で結果を残している選手は、無意識にこういうのを上手くやってます。
シングルスの試合で、「ポイント間に自分と会話する」ことが出来ると、メンタル面が安定します
■「今日の自分、いつも通り?どこか違う?」
最初のウォーミングアップ、試合前の体調を感じるところから、自分に問いかけてみましょう。
「試合に臨むモチベーションはどうなのか?」
「身体は重い?痛いところは無いか?」
「昨日の練習で、入らなかったサーブを不安に思っていないか・・・?」など、自分に嘘をつく必要はありません。
問いかけてみて、さてどうしようと。
万全の形で試合に臨めるなんて考えは捨てて、今ある自分を客観視していくところからスタートです。
■対戦相手について、「自分対自分」で議論してみる
今日の相手は、どんな感じかな・・・というのを、漠然と観察するのではなく、ちょっと自分と会話形式で進めてみましょう。
「きっとこの相手、ボレー得意だよな・・・さっき前に出てきたし。でもフットワークは重そうだったね、きっとポジショニングに迷いがあるかも・・・」
なんて感じで、ざっくりとでOKです。
速く試合を進める必要は無く、ポイント間で何か「言葉」にして確認することが大事です。
この癖を付けておけば、試合ももっと楽しくなると思います。
■試合で追い込まれたときこそ、テニスでは自分との会話が大事!
「いやー、今が一番キツイね、俺・・・」みたいな会話、自分の中で出来ていれば、少し気持ちも楽になりませんか?
メンタルが強い、弱い、という部分って、つまりは状況をしっかり把握してコントロール出来るかどうか。
キツイ部分は、キツイと受け入れる。
そこからどうしていくかを、自分自身と相談して決める。
試合中は一人であるようで、実は一人じゃない。
「そんなの暗示じゃない?」と思った方、もっと自分を信じてみましょう。
テニスの試合では、上手くいかない状況や負けているときこそ、逆にチャンス。
自分としっかり会話して結論が出れば、迷いの無いプレーで反撃することが出来ます。
大抵試合で負けるときは、自分の中で何か「迷い」があって、それを引きずっているときじゃないですか?
自分の一番の理解者は、自分。
少し試合の中で、意識してやってみて下さい。