テニス 環境

ストローク

テニスの試合において、「後ろに下がると、守る範囲は広くなってしまう」ので注意が必要です

テニスの試合で勝てる人は、まず守備が固い。

どこに打っても追い付かれてしまって、結局自分がミスをしてしまう・・・という感じで、試合に負けてしまうこと、ありますよね。

守備が上手い人は、足が速い、スタミナがあるという体力的な要素よりも、ポジションにおける守備範囲を正確に把握している。

そう、ただ後ろに下がって返球してばかりいるのでは無いのです。

対戦相手に応じても、しっかりポジションを変えながら守備が出来る選手は、試合でも強い。

アナタも今一度、意識してみませんか?

 

テニスの試合において、「後ろに下がると、守る範囲は広くなってしまう」ので注意が必要です

 


 

■下がって守備、は時代遅れのテニス

1980年代のテニスでは、後ろで粘るテニスプレイヤーも多かった。

厚いグリップでひたすら返球して、チャンスを待つ、相手のミスを誘うことで勝利に結びつけてきた時代があったのも事実です。

しかし現代のテニスでは、そういったスタイルで勝つのは難しい

むしろポジションが後ろにあることで、守備範囲が拡がってしまう。

ここをしっかり、学生プレイヤーの皆さんにも意識して欲しいポイントです。

 

■前のポジションを取ることで、角度のあるショットも拾える

ポジションが前になる、つまりベースライン上くらいに立っていることで、拡がる守備範囲のスペースは?

そう、浅いボールやショートクロスのように角度の付いた相手のショットも、しっかり追い付いて拾うことが出来るのです。

でもやはり少し、勇気は必要ですよね。

この相手、強いな・・・」と思ったら、つい後ろに下がって時間を確保したいと考えがちですが、実際にこの考え方は危険。

対戦相手からすると、後ろに下がってくれたほうが攻撃しやすいし、反撃が少ない分安心して攻撃し続けることが出来る。

その過程でミスしてくれる相手なら良いですが、本物の選手はそうそうミスをしない。

だからこそ、アナタも冷静に状況を見極めて、適格な「前」のポジションを確保する必要があるのです。

 

■自分の準備の時間を増やし、相手の準備の時間は減らす

テニスの試合では時間の奪い合い。

時間を奪う、ということは相手が打ってきたボールを自分側は速く打ち返す。

相手コートにボールが飛んでいる時間を増やすことが出来れば、それは自然にアナタが試合のペースを握って時間を確保できているということになります。

「良く分からない・・・」と感じる方は、まず普段の練習の中で、「ネットを挟んでどちらのコートで、ボールが飛んでいる時間が長いか」を考えてみましょう。

作戦にも寄りますが、基本的には相手コートで飛んでいる時間を増やして、自分はその間に準備をしっかり終えておきたい。

きっと実践できているときは、試合を優位に進められているはずです。

 

ネットプレーを試合の中で入れることは、この「時間」と「ポジショニング」を考えるうえで重要です。

守備範囲は、「自分でコントロール」するもの。

ときには下がり、前に移り、相手に対してプレッシャーをかけていくことが重要です。

大事なのは、今自分が立っている場所で、どういう守備範囲が有効なのかを知っておくこと。

「なんだか簡単なボールでポイント、獲られてるな・・・」と感じたときは、このポジショニングの修正のチャンス。

下がり過ぎていないかを、再度確認してみましょう!

ピックアップ記事

  1. 汗でグリップが滑りやすい人は、「Prince Grip Plus」がオススメ
  2. 11/13(木) 女子シングルス練習&ゲーム会 in世田谷レクセンター
  3. テニスの試合に勝てるようになる為に、読むべき名著10選
  4. 夜のランニングのマストアイテム、蛍光色グッズで安全にトレーニングを
  5. 「プリンス キャスター付きボールカゴ」が、やっぱり一番使いやすい

関連記事

  1. テニス スマッシュ

    ストローク

    軽く打ってるのに、なぜあの人のストロークには伸びがあるのか?

    軽く打っているのに、すごくストロークに伸びがある人。試合も強い…

  2. テニス ストローク

    ストローク

    チャンスボールを叩く、という危険な発想

    強い選手は、しっかり決める。ストロークでも浅いボールは、しっか…

  3. テニス ストローク

    ストローク

    打ち込みながらもシコってくる、ストローカータイプの強者はどう料理する?

    現代テニスの申し子、のような選手。しっかり粘りながらも、浅いボ…

  4. ストローク

    ネットプレイヤー対策としての「浮かないスライス」は、ボールの下ではなく横を触って打とう!

    相手がネットに出て来たら、いつもパッシングショット狙い。これで…

  5. テニス ストローク

    ストローク

    片手バックハンドストロークは、テイクバックの形でパワーが決まる

    片手バックハンドストローク、もっとパワーが欲しい。私もそう感じ…

  6. テニス 準備

    ストローク

    「ドロップショットは前に追いかけながら返球イメージ」をしっかり判断して展開していくことが大切です

    シングルスでも、ダブルスの雁行陣でも「前」は大きな穴になりかねません。…

特集記事

  1. テニス ボレー

    メンタル

    1セットマッチ、「5-5や6-6は望むところ」でありたい
  2. テニス ストローク

    ストローク

    片手バックハンドストロークは、テイクバックの形でパワーが決まる
  3. バボラ ピュアドライブ

    テニス知識

    テニスラケット ピュアドライブの新作は、「攻撃的な大人のテニス」に最高の武器にな…
  4. フットワーク

    「どっちの足から決めるの?」が、ストロークの生命線
  5. テニス メンタル

    ストローク

    深い山なりなスピンボールは、「下がらずにライジングショットで打つ」為に必要なポイ…
PAGE TOP