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皆さんは普段、足元のボールをどれくらいケアしていますか?
踏んだら大けがにつながることは分かっていても、つい自分の周り以外のことには注意がいき辛かったりしますよね。
真剣に練習している仲間に、「足元ケア」と言うのもどこか気が引けるような気も。
しかし、強いチーム、結果を出しているチームは違います。
しっかりと足元のボールは、「ここまで?」というくらいしっかりケアして避ける。
その理由について、考えてみましょう。
「たかが足元のボールケア、されどボールケア」強いチームは、足元のケアに本気です
■「足元のボール」があると、そもそも集中できない
練習に全力を出すには、しっかりボールが無い状態を作らないといけない。
ボールがある、ということは、その場所まで踏み込んでいけないということ。
小さいことでも集中力を削ぐような要素は、一切コートから削除しておく必要がある。
それが「試合に近い環境を創る」ことに繋がるので、本番の試合で結果も出る。
こういう小さいことが、強豪校の礎を築いていくのです。
■大けがを経験することの深刻さを理解している
実際にボールを踏んで捻挫すると、半年はテニスが出来ません。
これが、何を意味するかを強いチームは知っている。
だからこそ、本気で足元のボールをケアするし、仲間を守ろうとする姿勢がある。
そして、そういう注意深い姿勢と仲間を思いやる姿勢は、必ず良いテニスに繋がっていくことを彼らは知っている。
細かいことかも知れませんが、その細かいことが出来て初めて、大きな目標にチームとして向かっていくことが出来るのです。
■そもそも、ボールをネットにかける機会を減らす意識が高い
強いチームの練習では、コート上にボールがあまり落ちていない。
試合に近い環境が、そこにはあります。
時間で交代しながら、ボールボーイのような役割を置いている学校もありますね。
「ラケットを持って練習した方が良いんじゃ・・・」と思うかも知れませんが、時間制で交代するなら、このボールボーイはすごく良い経験になります。
仲間を観察する、そして「ネットにかけるときは、どういうときか?」をしっかり観察できる。
そうやって自分のテニスに活かすことが出来れば、それは意味のある練習になると思うのです。
アナタに出来ること、それは今日の練習からしっかり、ボールをケアすることです。
その時間は、決して無駄では無い。
怪我の防止はもちろん、自分自身を見つめ直す意味でも、落ちているボールにもっと敏感になる方が良い。
きっとそんな小さいことから、アナタのテニスは変わるはずです。