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「いやー今日はたくさん打てたから、良かった良かった」
「今日のスクールは、生徒が多くて全然物足りなかったな・・・」
こういった会話には、私は正直未来を感じません。
テニスが上達するのに、確かに最低限の打つボール数を確保するこは大事ですが、大事なのはその意識。
何も考えないで、たくさんボールを打つだけの練習は、フィットネスジムと変わりません。
試合に勝てるテニス選手になりたければ、「数を打てれば満足」な練習から脱皮しないとダメ
■球数を打って満足出来る人は、成長出来ない
ただ体力を消耗する、自分が打ちたいボールを打つ。
これだけでは、まずテニスは上達出来ない。
いや、多少は上達出来るでしょう。
何度も打っていれば、感覚をつかんで思い通りのコースにある程度は打てるようになります。
でも、それだけです。
バッティングセンターで打っているような選手が増えて、それで終了、です。
■どんな練習を活かすのも、自分次第
「でも、人数が多いテニススクールなんて、練習にならないよ」という声も、聞こえてきそうですね。
部活でも、1面で30人以上が練習、というケースもざらでしょう。
結局は、どんな練習も自分次第。
同じ目線で、同じ目標で頑張れる仲間次第。
球数が打てるかどうかは、私はさほど大事な問題だとは思いません。
なぜなら私たちは、テニスの試合に勝つために練習しているのであり、自分を成長させたいと考えているのですから。
■試合で打つ球数なんて、本当に少ない!
試合で実際に打つボールの数、どの程度でしょうか?
実際には、かなり少ないように思います。
特にここぞというポイントのラリーは、1試合の中でも1~2回。
であれば、緊張感の無い練習でたくさんの球数を打つことは・・・逆効果だと思いませんか?
試合と練習を近い状態にする、ことは試合に出ている選手なら必要不可欠。
全く同じに出来なくても、少なくともたくさんのボールを打って満足、という練習は試合とかけ離れ過ぎ。
そういうのが楽しい、という人は、残念ながらテニスというスポーツは向いていないでしょう。
テニスは厳しく、我慢を強いられるスポーツ。
逆にストレスが溜まってしまいますから・・・。