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面倒くさいと思うのか、チャンスだと思うのか。
学生の皆さんからすると、正直面倒、と感じる方が多いと思います。
私自身、そうでした。
交代で下級生に球出ししたり、初心者に教えたり・・・を、どこか軽く考えていたように思います。
今、30歳を超えて一番後悔しているのは、この部分です。
「テニスを教えて欲しい」と周りから頼まれたら、それはアナタが成長出来る最高のチャンスです
1.人に何かを教えるときに、人は最高に成長出来る
その時は気づいていなくても、後から「あの経験が、自分を成長させたな・・・」という経験は、皆さんも少なからずあるはず。
テニスのようなスポーツも、人に教えているときが実は最高に自分が成長出来る場面。
避けたくなる気持ちもあるでしょうが、自分を成長させる為にぜひ、真剣に誰かにテニスを教えるという機会を大事にして欲しい。
真面目に、自分なりに考えて伝えることが出来れば、それが正解なのです。
2.「間違ったことは、教えられない」というのは、間違い
真面目な方ほど、人に何かを教えるのに億劫になる。
「間違ったことは、絶対に教えられないしな・・・」と考えると、そりゃ何も言えなくなりますよね。
ですがそれって、名コーチですら何が正解か分からない中、手探りでやっている部分。
ましてや素人で、少しだけテニス歴が長いだけの間でのアドバイスなんて、間違いだらけ・・・で良いんです。
なぜなら、「試す」場は少しでも多いほうが教えられた側の成長になる。
そして教えた側には、責任が生じるからです。
3.教えた側は、自分で実践する責務を負う
当たり前ですが、「自分で言ったことは、自分もやる」という感覚が、自然に生まれてくる。
テニスの練習は、自分自身でしっかり管理していかないと誰も注意してくれない。
先生や監督、コーチが怒鳴ってくれる練習なんて、せいぜい小学生まででしょう。
そこから先は、自分自身で自分をプッシュしていく。
この当たり前のことを実践していくには、誰かにテニスを教えて、自分に責任を課すことが一番効果的です。
テニスを言葉にすることは、自分にとって必ずプラスになる。
言葉にすることで具体性が生まれますし、作戦でも何でも整理出来る。
テニスを感覚でしかとらえられない、表現出来ないと・・・試合の現場で狂ってしまったら取り戻せない。
ぜひ、身近な人でテニスを始めた人がいたら、積極的にコミュニケーション取ってみて下さい。