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学生の皆さんの大会でも、一般の市民大会でも意外と多いのが8ゲームマッチ。
1セットマッチの試合にだけ慣れていると、結構長く感じますよね。
正解は無いですが、自分なりに8ゲームマッチの戦い方、しっかり準備しておいて損は無い。
今回は私が実践して、効果がある、ありそうだった考え方についてまとめてみます。
意外と大事な試合で多い、「8ゲームマッチ」の戦い方について意識したいこと4つ
1.6ゲーム目を一区切りに設定する
8ゲームって、長い。
長いとすごく辛く思えて、特に強い相手だと気持ちが折れそうになってしまう・・・。
私はいつも、まず6ゲームを一区切りにおくようにしています。
この時点でリードしていれば、負けることは無い!と自分に言い聞かせる。
具体的なゲームカウントのイメージとしては、6-4くらいのリードで一段落。
その後は2-2のスコアで重ねて、8-6で逃げ切るようなイメージの試合が多かったように思います。
「そんな上手く、絶対にいかないよ!」と思った方も、多いでしょう。
ですが具体的な理想イメージがあると、今はずれている、想定通りで順調、の基準が出来るのでオススメです。
2.8ゲームマッチは、序盤で先行してもされても慌てないこと
私が選手として、審判として観て来た経験上、8ゲームマッチは逆転が起こりやすい。
1セットマッチよりも、その確率は上がるような気がします。
6-2くらいで負けていても、まだまだ可能性がある。
7ゲーム目に乗せると相手も「あと1ゲームだ!」とエンジンを再稼働させてきますのでキツイですが、6のまま粘っていれば何とか挽回できるはず。
長い試合と覚悟して、序盤でつまずいても自分を立て直すメンタルが8ゲームマッチには必要です。
3.チェンジコートの時間を、大事にしよう
必然的に、試合が長くなればチェンジコートの機会も増える。
しっかり落ち着いて、自分にとって試合に勝つための有効な時間にしていくには意識を高く持つこと。
回復に向けたアイテムの準備、暑さ対策、テニスノートは読み直せるように準備出来ていますか?
また呼吸を整えつつ、自分の中で相手の情報について整理する時間に、しっかり充てましょう。
相手が速くコートに立っても、気にしない。
時間はしっかり自分のペースで使えるように、準備しておきましょう。
4.長い試合になれば、周りをとりまく環境は変わる
長くなる試合では、周りの環境も変わりやすい。
いきなり風が強くなることもあれば、晴れていたのに曇ってきたり、多少の雨は降りだすかも知れない。
相手がいきなり痙攣する可能性もあるし、自分が怪我する可能性もある。
普段短い試合しか経験していないと、こういった試合中の環境の変化に弱くなっている自分がいる可能性がある。
試合前に、出来る限りで起こりうる変化、についてまとめて対策をとっておきましょう。
ガットが切れた時用のラケット1本だけの準備、では甘いのです。
皆さんもステップアップして、上のレベルで試合が出来るようになると3セットマッチが当たり前になる。
その前段階として、しっかり8ゲームマッチに勝てるような準備、メンタルを養っておきましょう。
上を目指すなら、長く苦しい試合は避けて通れない。
覚悟を決めて、しっかり自分で主体的に準備していくようにしましょう。