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試合に勝ち切れない、リードしているのに試合に終止符が打てない。
そんな経験をしたときに、ふと思い返してみて下さい。
相手の態度、雰囲気に、どこか「慢心」が生まれてしまってはいなかったか・・・と。
私も経験ありますが、「相手が試合を諦めた」と勝手に決めつけるのは、人の弱い心です。
「相手、もう試合を諦めたな・・・」と感じた瞬間から、アナタのテニスが崩れていく要因は何か?
■「相手が試合を諦めてる?」って、誰が決めた?
試合のスコアが2-5くらいに離れて、1セットマッチ。
もう相手はやる気が無さそうにチェンジコートをして、コートに入っていく・・・。
「これは、もう勝ったな、相手諦めてるし」と、アナタの弱い心が勝手に決めつけにかかるかも知れません。
テニスというスポーツは、本当に残酷。
試合終了まで、アナタは最後のポイントを獲りきらないといけない。
サッカーやバスケのように、ただリードして時間の経過を待つ、という訳にはいかないのです。
■試合巧者であれば、相手の演技を見逃すな!
実は私もやってみたことがありますが、2-5くらいでリードされると、あえて少し「諦めムード」を出す。
相手から油断を誘う為です。
そして3-5、くらいに一度挽回して、次のゲームで一気にペースアップ!
4-5くらいに出来れば、もうこちらがリードしているくらいの精神状態になるはず。
何が言いたいかと言うと、相手の態度、雰囲気を勝手に自分の都合が良いように解釈する、のは本当に危険だということです。
■「諦めている」のは相手ではなく、いつも弱い自分
諦めている、試合は終わったと考え出すのはいつも自分。
そう、弱い自分が働きかけていると思いましょう。
メンタルが弱い?いや、ただ準備が足りないのと、試合中に自分との会話が足りないんだと思います。
シングルスの試合は、コート上では自分一人。
つい、甘い言葉や考え、に惑わされてしまう。
それをしっかり律してコントロールする、のがテニス選手の宿命です。
対戦相手を観察する、のは大事ですがそこには客観性が大事。
そして、ネガティブな要素もしっかり受け止めるようにしましょう。
「試合を諦める」選手なんて、上のレベルにいけばいない。
なんでかって?簡単です。
テニスほど、逆転がしやすい、起きやすいスポーツは無いからです。
勝てる選手は、皆知っている。
アナタは、どうでしょうか・・・?