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日本は調和の社会。
どこか今あるもの、今まで踏襲してきたものや継続してきたものが良しとされる世界。
テニス部やサークルでも、少なからずそういう部分はあると思います。
私は、現役至上主義、です。
今現役の選手である皆さんの意志が、何より大事。
どうすればもっと、より良いチームや環境になれるのか・・・を、しっかり議論できる場はありますか?
アナタの部活やサークル、「チームの中でしっかり、意見を言い合える環境」があるかどうか?
■自分の考えを言葉にしなければ、誰も理解してくれない
学生の皆さんはまだ実感が無いかも知れませんが、就職して社会人と呼ばれる立場になれば、自分の意見を求められる。
そのトレーニングは、部活やサークルの中でも充分に養うことが出来ます。
ただし、それは環境に寄るところがあるのも事実。
皆さんは、後輩や年下の意見をしっかり聞けていますか?
意見を持っていても、言えない雰囲気のチームに、なってはいませんか?
言葉に出来ていない言葉、どこかで拾って具現化することが、テニスのチームには必要です。
■「対案」を持っていれば、誰に対してでも意見して良い
確かに先輩に意見したり、声を上げるのは誰だって怖い。
ですが、試合に強い、勝てるチームにはその雰囲気があります。
それはなぜでしょうか。
そこには一つの、ルールがある。
何かに対して意見を言う、反対の意を唱えるには、「対案」が必要ということをしっかり示してあげる必要があります。
「この練習、意味無いと思うんです」と言ってくる後輩がいれば、「じゃあ。どうすれば良いと思う?」という返しがある。
そこで本人から「こうした方が良い、なぜなら・・・」と話をさせる。
この、「なぜなら」という接続詞は、非常に重要です。
■「なぜ?」を考えると、テニスは強くなる
テニスはスポーツであり、競技、遊び。
そこに勝敗が付く限りは、練習から勝利を目指して皆が頑張る。
「なぜ、今、この練習なのか?」を、全体理解で統一出来ていないと、チームとして成長していくのは難しい。
得てして弱いチーム、まとまりが無いチームは後輩の下級生がどこか不満を持っていたり、納得できていないケースが多いように思います。
これは、厳しいようですが上級生の責任。
しっかり「場」を設けて、議論する必要があるでしょう。
議論しているくらいなら、「テニスコートでボールを打っていたい!」と思うのは、理解できます。
ですがその思考、中学生レベルです。
高校生にもなれば、時間を作ってしっかり「これからどういう方向性で練習をするのか?その理由は・・・」という説明を、しっかり後輩にしておく必要がある。
後輩の皆さんも、反対したいなら「対案」を用意する。
用意出来ないなら、全力で先輩が用意した練習を実践する。
とにかくコートに立てば、しっかり自分を納得させて練習をする必要がありますね。
当たり前・・・と思うかも知れませんが、部活やサークルで実践出来ていますか?
一度しっかり、話し合う時間を取ってみても良いと思います。