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「当たり前」だと思っていること、意外とテニスでも多い。
私は高校時代まで、「テニスはラケットの真ん中に、ボールが当たる」のが一番良い形だと思っていました。
ですが、大学時代にあるコツを教わってから、その考え方は変わりました。
回転をかけるのが、試合で勝てる安定するテニス。
であれば、全てのショットが必ずしも「ラケットの真ん中」で捕える訳ではない。
この感覚が正しいかどうかは分かりませんが、ぜひ皆さんにも一度試して欲しい。
そんなコツを、今回は書いてみたいと思います!
テニスはいつも、「ラケット面真ん中に当たるのが一番」だと考えている人は、永遠に中級者止まりです
■スライス回転のボレーは、ラケットの少し下で捕える
スライス回転、ボールとラケットが接している時間は約0.004秒と言われますが、そこでどういう動きをしているか。
ラケットの上を転がるように、滑りながら回転をかけているのです。
つまり、ボールが最初に当たる場所と、離れていく場所は少し離れている、ということ。
ですのでラケットの真ん中にくるのは、ボールがラケットに当たって少しだけ上に滑ってきたとき、ということになります。
この感覚が持てると、ボレーでのスライス回転は劇的に改善すると思います。
■ラケットの下側も使えると、低いボールもボレーしやすい!
ラケットの下側、と言いましたが、グリップに近い側ではありません。
ボレーをするときのラケット、自分の身体より少し遠い側の面に当てるように打ってみて下さい。
スライス回転をかけるためには、少しだけ上から入ってボールを抑え込みますよね?
その際には、少しだけ身体の遠くから自分の身体の近くに「引き寄せる」ような動作を意識すると、安定します。
低いボールも、ラケットの少し下側から入っていけると、自然にスライス回転がかかるのでオススメです。
■ボールがラケットの上を転がる感覚を養いましょう!
ボールがラケットの上を転がって、離れていく。
この感覚を養うことが出来ると、スライスが上達して試合に勝てるテニスが身に付いていきます。
テニスを初めて間もない方も、まずはゆっくりチャレンジしてみましょう。
ボールの後ろから、まずはしっかり前に押し出してみる。
切るようなスィングでは、ボールは上手く転がってくれません。
スライス限定のラリーなどで、しっかりこの感覚を養うことをオススメします。
守備範囲が拡がって、きっと試合でも触れる範囲、増えるはずです!
「エッジにひっかけるように」という表現を、テニスでは使います。
トップスピンロブを打つときなんかは、まさにその表現がしっくりくる。
これもラケットの下半分に、ボールをひっかけて飛ばすような感覚、です。
なかなか言葉で説明するのは難しいですが、最初にボールを捕える場所は、転がりも意識しながらやってみて下さい。
少しだけ良いスライス、アナタも打てるようになることを願っています!