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皆さんは、何かコンプレックスってありますか?
テニスについてでも良いですし、テニスに関係ないことでも良いと思います。
自分が劣っていると自覚することについて考えるなんて、暗い奴だなと思うかも知れません。
でも、あくまで自然体で良いので、たまに振り返ってみると面白いですよ。
昔コンプレックスに感じていたことも、いつか変わるかも知れない。
そしていつの間にか、それが自分でも長所と感じられるようになるかも知れない。
今日は、そんなちょっとした小話です。
初対面の先輩に言われた一言
昔、私が高校生の時に。
一年生でテニス部に入部した時のことを、今でも覚えています。
私は中高一貫の男子校でしたので、高校入学といっても中学3年くらいから高校の部活に参加させてもらってました。
それで多少、勘違いしていた節もあると思います。
何気なく一年生で入部して、何気なく先輩とも会話していた時に、言われた一言。
「お前は絶対に、誤解される」と。
「何が?」とその時は思いましたが、その先輩の指摘は本当に的を得ていました。
この指摘は、私をその後20年以上、コンプレックスとなって苦しめることになりました。
「お前は無意識に、人を馬鹿にしているような素振りになっている」と言われたんですね。
何かを言われた時に、軽く笑ってそっぽを向くような癖がある、他にもたくさん似たような癖がある、と。
リアクションが薄いし、自分のことしか考えてないだろう、と。
言われてみれば、その通りでした。
YouTubeを始めて気づいた、リアクションの大切さ
皆さんも、テレビを見ているだけだと感じないと思います。
あのリアクション、あの反応、人の話したことに対する返し方…当たり前ですが、素人にはできない。
YouTubeを観ていると、「なんでこんなに抑揚がない、盛り上がらないんだろう…」と感じますよね。
素人は、このリアクションが薄いんです。
私自身、すごく感じています。
リアクションを薄くしているつもりはないんですが、後から編集して見返してみると「何て反応が薄いんだ…」と毎回感じる始末。
相手の人に対して失礼なんじゃないか、と思うくらいに。
リアクションが大切、それは相手に対する思いやりでもあるんです。
これに気づくのに、私は本当に時間がかかりました。
何も、オーバーなリアクションを必ずしないといけない、という訳ではありません。
でも、良いと思ったことには大きく伝える、頷く、相手の言葉を繰り返す。
それだけで、実は得をするようなことがテニスでも多い。
相手も気分が良いし、より良い関係を築きやすい。
撮影をしていると、良い雰囲気を肌で感じるんですよね。
自分のリアクションは、大きめくらいでちょうど良い。
「自分はそんな柄じゃないし」と、思う方がほとんどだと思います。
まぁ騙されたと思って、やってみて下さい。
きっと周りの雰囲気も、変わると思いますよ。
テニスが無ければ、何も変わらなかった自分
まだまだ、私自身未熟です。
感情的になることもあるし、すぐに諦めてしまうこともある。
人をすぐにこうだと決めつけるし、自分はよく見られたいと思ってしまう。
でも、「リアクションを大きくしてみる」ことで自分自身も変わってきたと感じています。
何と言うか、自然体になった気がします。
自分自身が良いと思ったら、それを態度に出して良い。
テニスを通じて、そしてこのT-PRESSを通じて気づいたこと、成長できたことだと思っています。
高校時代から大学、社会人になってからも、随分とこの態度で自分自身損をしてきたように思います。
人前に出る、動画でネット上に出るようになって、幸運にも変われたところが大きかったのかなと。
もちろん、まだまだですけどね。
まだまだ、ということを自分で自覚できているだけ、成長できているのかも知れません。
明日は、久々に挑戦企画の撮影があります。
試著者の皆さんとお会いできるのも楽しみですし、動画に出るのはすごく勇気のいることだと思います。
ですがこういうのって、強くなるのに実は一番の近道でもあります。
人前に出る、人前でテニスをする。
このステップを踏める機会を掴んだ皆さんは、絶対に強くなれるはず。
人の成長の傍にいられる、こんな幸せなことは無いですから。
明日は私も、一生懸命良い企画に出来るようにがんばります!
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