メンタル

テニスで結果を出す人は、「快感」を知っている

テニスの試合で強い人。

レッスンでも練習でも、しっかりと決めることができる、自分の型を持っているような人は、みなさんの周りでもいますよね。

こういう人は、実は本人も気付いていないかも知れない、大事なポイントがあります。

ランナーズハイ、という言葉をみなさんは聞いたことがありますか?

辛い長距離走も、どこかの地点で「ハイ」な状態になって気持ち良いと感じられるようになり、パフォーマンスも上がる現象。

これ、テニスでも似たような場面はあるはず。

強い選手ほど、その状況を創り出すことができているはずです。

快感を、覚えよう

みなさんも、きっと経験あるはずです。

「今のポイントは、思い通りにいった!」というパターン、試合でありますよね。

その時の感覚、どうですか?

すごく快感ですよね。

まずは、この快感をしっかりと自分で自覚することが大事なんです。

何となく気持ちが良い、よりももっと具体的に。

快感を感じて、それをしっかりと次のプレーにつなげていくことを意識すると連続性が生まれますよ。

ポイントをどんどん、食べていく

私は良いポイントがあって、それを快感に感じると…こういうプレーを心がけます。

流れにのって、どんどん次のポイントも食べていく。

相手は、料理を出してくれる料理人さん、寿司職人だと思って良いでしょう。

出される=打たれる、食べる、次から次へ、どんどん美味しく頂く。

一度良い流れで快感を覚えたら、どんどん次へ、次へとリズムを作っていく。

料理の例えが分かり辛いなら、めちゃくちゃ簡単な計算問題を解いているような感覚。

どんどんペンを動かして、回答していく。

そうなると、また快感を得られるようになって、それが「ハイ」な状態になっていく。

どうでしょう、これがテニスの試合でできるかどうか。

みなさんなら、きっとできるはずです。

「きっかけ」プレーを用意しよう!

最初の快感を得るきっかけ、自分が調子付くきっかけのプレー。

これを、みなさんぜひ意識してみて下さい。

私だったら、リターン。

リターンから前に出て、どんどん快感を得ていく、次につなげていく。

もちろん、上手くいかないこともありますよ。

でも、きっかけを掴もうとして動くと、「ハイ」な状態になりやすいんですよね。

自分から動いていかないと、脳も活性化しない。

きっかけのプレーを自分で用意しておく、それでハイになっていく。

みなさんが普段やられている仕事でもそうじゃないですか?

まず最初にメールチェック、スケジュール確認、何でも良いんです。

「その作業から、リズムを作る」という流れに、どこかで快感を覚えているはず。

この快感をコントロールできるようになれば、試合でも強いはずです!

「プレイヤーズ・ハイ」な状態を、自分で作る。

快感を感じることが癖になれば、試合で毎回の癖として使えます。

私の感覚だと、集中力って結局この「快感を得られるハイな状態」をいかに作れるかどうか?が大事なポイント。

きっかけは、どんなショットやプレーでも良いんです。

自分で準備すること、掴むことが大事。

快感を得ることを覚えると、本当、テニスってやめられないですよ。

ピックアップ記事

  1. テニスのニューボールの状態を維持出来る、「ボールキーパー」って?
  2. 体幹の筋力アップに、意外とリーズナブルな「シットアップベンチ」を1台どうですか?…
  3. 多動力こそ、これからの時代のテニス選手に必要だと思う
  4. テニス部・テニスサークルとして勝てる集団になりたいなら、「スコアシート」は欠かせ…
  5. テニス選手の熱中症・痙攣対策に、ミニクーラーボックスは必需品!

関連記事

  1. テニス メンタル

    メンタル

    勝ちたいという想いが周りに伝わらない選手は、最期まで勝てない選手で終わる

    テニスの試合に勝ちたい、という想いは皆さん、胸の中に秘めているはず。…

  2. テニス メンタル

    メンタル

    「さぁ、この1本!」という勝負所で、最高のパフォーマンスを引き出すには・・・?

    絶対獲りたい1本、試合の中でありますよね。4-4、30-30 …

  3. テニス メンタル

    メンタル

    備えあれば、憂いなし!「雨の日のテニスの試合」で有効な戦い方5つ

    まだまだ梅雨で雨の日が続いていますが、オムニコートでのテニスの試合は小…

  4. テニス メンタル

    メンタル

    セルフジャッジの基本、「オンラインはインの判定」に出来る?

    テニスの試合のほとんどは、セルフジャッジ。この中で、アナタ自身…

  5. テニス チャンス

    メンタル

    マッチポイントを通過しないで、勝利することは出来ない

    テニスの試合に勝ちたい、と考えているみなさん。であれば、この問…

  6. テニス リターン

    メンタル

    思い切った作戦を実行していれば、ミスは気にならなくなる

    思い切った作戦、みなさん実行出来てますか?実際にリスクを伴いま…

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

特集記事

  1. テニス サーブ

    リターン

    切れ味鋭いサーブの対策は、チーム内で絶対に必要になる
  2. テニス スマッシュ

    ボレー

    ネットに近い位置で、「ラケットヘッドを立てて身体の横向き」を作れば、アングルボレ…
  3. メンタル

    テニスのセオリー病を脱却しよう
  4. テニス ハードコート

    練習メニュー

    テニスで結果を出したければ、周りよりも一つ上の目線を
  5. リターン

    リターンとストロークは、別物
PAGE TOP