目次
ウィンブルドンも佳境に入って来ましたね。
今夜は、男子シングルスの準々決勝。
錦織選手とフェデラー選手の試合、みなさんも楽しみにしていることと思います。
試合に出ているみなさんなら、今日の錦織選手の意気込みは痛いほど伝わって来るでしょう。
順調に勝ち進んで、体力もある程度残った状態で上位選手と試合が出来る。
こういう試合に、どういうスタンスで臨むのか。
私たちにとって、今夜の試合は他人事じゃないですよ。
応援しつつ、「自分だったらどうか?」を常に考えながら試合を観戦しましょう!
機は、熟したか?
大事な試合の前に、考えよう
みなさんも、勝ちたい試合ってありますよね。
年に1回のスクール内の試合かもしれないし、市民大会、レディース大会、色々あると思います。
私は、こういう大事な試合の前にまず自分で「良い時期になった、機は熟したな」と思えるかどうか、が大事だと思っています。
大会前から、どこか自分の中で良い雰囲気がある。
勝ち進んでいく中でも、ポッと勝つ試合ではなくしっかり勝てる、良い勝ち方が出来る。
こういうのを実感出来たかどうか、をぜひみなさん、思い出してみて下さい。
客観的な自分、になれる
大事な試合の前、自分でもビックリするくらい客観的になれる。
こういう感覚に気付けると、恐らくその試合は良い試合が出来ます。
気負ってしまって、気合いが空回りするケースがほとんどじゃないですか?
不思議と、こういう瞬間は生まれます。
大事な試合の前に、他人事のような自分がいる。
それは、きっと不安を払拭出来ているからだと思います。
機は熟した、自分はやるべきことをやってきた、と感じれたら強い。
この感覚で挑めるように、日々準備していくことが私は大事だと思います。
結果は欲しい、だけどその前に…
勝利という結果は、欲しいですよね。
もう、錦織選手なんかはベスト8の壁を破りたい、ベスト4に入りたいという気持ちは誰よりも強いと思います。
でも、結果が欲しいと願うだけでは、相手に付け込まれる。
結果の前に、まずどういうスタンスで臨むのか。
そして、終わった時に「やり切った」と感じることが出来るのか。
またと無さそうなチャンスだからこそ、「絶対にものにしないといけない」と感じて焦るのが一番まずいですからね。
これは、私たちの試合でも一緒です。
チャンスを掴んで結果が欲しい、でもその前に、良い準備をして試合をするということを忘れずに。
レベルは違えど、私たちにだって大事な試合はあります。
そこにどう挑むか、ですね。
大事な試合を進める上での、3つのポイント
今回は、私が考える「大事な試合」を進める上での具体策を考えてみました。
普段意識していること、を少しまとめてみましたので、ご参考までに。
1.ゆっくり試合を進める
意識して、試合の速度を遅くしてみる。
これで、かなり自分の中で落ち着いて試合が出来ると思いますよ。
大事な試合って、緊張感が高まっているから早く終わりたいと考えて、テンポが上がる傾向が強いです。
ですからポイント間の時間、チェンジコートの時間を意図的に長く取って進めていくと良いと思いますよ。
じっくり戦えれば、みなさんはきっと強いはずです。
2.不可抗力は、自分の味方
天候、応援、アクシデント。
こういったものは、大事な試合でこそ大きな要素になります。
対戦相手にとっても条件は一緒ですが、みなさんはこういう不可抗力味方に出来るくらい、準備出来ているはずです。
雨や雪、相手の応援がうるさい、色々面倒なことが起きるかもしれませんが、それらは全てアナタ自身の味方、と考えましょう。
「相手はめっちゃ応援されて、プレッシャー凄そうだな」とか考えてみると、楽になれますよ。
自分でコントロール出来ない部分は、受け入れて自分の味方にしていきましょう。
3.序盤に、ハッキリと攻撃的に
大事な試合こそ、序盤が大事。
何も強打に走る必要は無いですが、誰が見ても「取りに来てるな」と感じるくらい、攻撃的にいきましょう。
どうしても、慎重に入りがちじゃないですか、大事な試合には。
そうなると、結果はどうでしょう?
私は、望ましくない結果になっていると思いますよ。
ネットに出る、ドロップショットを使う、等序盤から攻撃的に試合を動かしていく。
この覚悟が出来て、自信が芽生えてこそ、私は「機が熟した」と言えると思います。
不安で慎重に試合に入っているうちは、まだまだその舞台が早いのかも知れない。
今夜の錦織選手は、試合の入りに注目!
しましょう、一緒に応援しながら。
私たちにとっても、とても勉強になる試合だと思います。
技術や戦術はもちろん、「どういうスタンスでこの試合に入るのか?」をぜひ注目して欲しいんです。
なぜなら、それはすぐに私たちでも実行出来る、自分たちに活かせるから。
テニスの試合に出続けているみなさんにとって、錦織選手は応援の対象でもあり、仲間であり同志のような存在。
応援しつつも、客観的に見てどうか、何を自分は感じるのか。
その感性をぜひ、大事にして観戦してみて下さい。
いやー、やっぱり勝って欲しいですね…!
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