ボレー

少し前に出るだけで、前衛は効果大

ダブルスで前衛、ネット近くに立っているつもり。

それって、本当にネット近くですか?

アナタ自身、自分がどこに立って、どの程度相手に影響を与えているのか、を考えないと。

こういうのって、あまり深くは教えてくれないですよ。

アナタ自身が気付くかどうか、です。

 

少し前に出るだけで、前衛は効果大

 


 

1.50cmで、全然違う

実際、相手にしてみたら分かります。

自分が後衛で、相手の前衛が50cm前に来るだけで、かなり嫌。

圧迫感が、全然違うはずです。

立っている場所を、細かく自分で調整して相手にプレッシャーをかける。

50cmで良いので、前、後ろ、を調整してみて下さい。

相手の小さいミスを引き出す、その工夫はこの50cmにあります。

アナタ自身が変化を付けること、が大事なんです。

 

2.50cm前に出れば、相手は避けて来る

それが、ロブなのか、ショートクロスなのか。

強い相手ほど、前に出たアナタ自身を避けるようなショットを打って来ます。

「50cmで、そんなに変わる?」と思うかもしれませんが、変わります。

変わらないなら、もっと前に出て良い。

前衛の仕事について、もう一度確認しましょう。

前衛の仕事とは、相手の後衛にプレッシャーをかけること。

相手に影響を及ぼしてこそ、アナタ自身の前衛の存在感がある、という証拠になるんです。

 

3.避けられていない前衛、ほど悲しいものは無い

相手から、舐められている。

いてもいなくても気にしない、触られても怖く無い、と思われている。

こういう状態になってしまったら、もう勝つのは難しいでしょう。

アナタ自身、きちんと「避けられる」前衛になれてますか?

それになるには、技術じゃない。

そういう発想こそ、一番上達を遅くするんです。

必要なのは、50cmの出し入れ、です。

 



 

4.前に出て、次は下がっての繰り返し

前衛の仕事は、ポーチボレーを決めること。

それは、あくまで一部です。

ポーチに出ないまでも、前後のポジションを微妙に調整して、プレッシャーをかける。

前に出て、次は下がってロブを誘う。

この繰り返しをするから、クロスにも弱々しいショットが来る、ミスも誘える。

ポーチに出ないときはずっと動かない、ジッとしている前衛、多くないですか?

それでは、なかなか試合に勝てない。

これに気付けるかどうか、もアナタ次第です。

 

5.お勧めの練習法

縦半面のコートで、ボレー対ストローク。

これを、ボレー側がどんどんポジションを変えてやってみましょう。

基本ポジションは、サービスラインの一歩前、ネット寄り。

前に詰め過ぎないでスタートして、ここから前に詰めていく。

ストローク側の選手が気付いたら、ロブを上げる。

ロブを誘うようにして、先に前衛が下がってもOK。

この駆け引き、をお互いで観察しながらアグレッシブに動いてみましょう。

お互いに、決めたり抜かれたりしてOK。

大事なのは、相手を出し抜く、プレッシャーをかけるという意識です。

 

前衛のポジション、自分でどんどん変えましょう。

変えて相手が、どういう変化を起こすのか。

これに気付ければ、アナタ自身まだまだ強くなります。

少しの前衛の詰め、でプレーは変わります。

アナタ自身でまだまだ、工夫出来ることはありますよ。

ピックアップ記事

  1. 読者のみなさんへ、アンケートのお願いです
  2. 「プリンス キャスター付きボールカゴ」が、やっぱり一番使いやすい
  3. 暑くも寒くも無い時期には、「アームカバー」で体温調整を
  4. 【少人数制・土曜日開催】8/30(土) 涌井コーチ ダブルスレッスンイベント i…
  5. メルマガ配信、登録を開始します!

関連記事

  1. テニス 攻撃

    ボレー

    フワッと浮いたボールを詰めてボレー、足から合わせていけばミスが減る

    ネット近くに、フワッと浮いたようなボレー。これをしっかり決める…

  2. テニス ストローク

    ボレー

    ネットに詰めてブロックボレー、試合でもっと使っていこう

    テニスの試合、特にダブルスで使えると大きな武器になるショット。…

  3. テニス ボレー

    ボレー

    ダブルスで前衛が苦手な人は、「あるコツを使って、楽々ポーチ」作戦を!

    ダブルスの試合、硬式テニスでは順番に前衛と後衛の役割をこなしていかなけ…

  4. テニス ストローク

    ボレー

    「切れ味抜群ボレー」をテニスの試合で活かす為には、抑える意識が必要

    ボレーはコースが良ければ決まる。ゆっくりのボレーでも、その前に…

  5. テニス ダブルス

    ボレー

    ボレーの感覚を養えない人は、めちゃくちゃ緩く握って打ってみよう

    ボレーの感覚が掴めない、タッチプレーが苦手と感じているみなさんへ。…

  6. テニス ストローク

    ボレー

    ボレーが上手く打てない人は、「外側から内側へ」ラケットを動かしてみよう

    ボレーが上手くコントロール出来ない方に、オススメしたいコツ。色々あ…

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

特集記事

  1. テニス イベント

    練習メニュー

    「毎日のテニスの練習が楽しい」と思えたら、それは危険なサインだと自覚しよう
  2. テニス メンタル

    ストローク

    「実はこれが究極のショット」テニスの試合の勝敗は、バウンド後の軌道が肝!
  3. リターン

    サーブ&ボレーが得意な相手には、「慌てず足元へのディンクショットとロブ」…
  4. テニス メンタル

    練習メニュー

    「背伸びセンス」もテニスの試合で成長する為には必要なこと
  5. 練習メニュー

    テニスの試合で使える実戦的な練習として、「追い込まれた状況からリカバリーするパタ…
PAGE TOP