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5-2でリードしているときに、なぜかテニスの試合は挽回が起きやすい。
以前にもテニスというスポーツは「挽回されやすい競技」であるという話をしましたが、5-2のスコアは鬼門とも言えます。
なぜ、このチェンジコートのタイミングが危ないのでしょうか・・・?
「1セットマッチ5-2リードは要注意」テニスの試合で挽回されやすい原因を考えてみる
1.チェンジコートという魔の時間が、メンタルを揺さぶってくる
あと1ゲームで終了、というときって、早く試合を進めて「終わらせたい」と考えてしまいませんか?
それが人間の自然な心です。
5-2のチェンジコートのタイミングは、勝っている中でその欲と、どこか焦る自分を落ち着かせないといけません。
このチェンジコートの時間が、アナタの何かを狂わせてしまっている可能性は大です。
2.相手が吹っ切れた状態で、思いっきり来るケースが多い
2-5と後が無くなったときには、相手が思い切って振り切れたプレーをしてくるケースも多いです。
何かをしないと負けになる、トライしてみる、思いのほか上手くいって勢い付く・・・という試合を、たくさん観てきました。
アナタ自身、そういう相手のプレーを封じることが必要です。
手負いの熊は、恐ろしい。
しっかりとトドメを指すべく、相手のミス待ちにならないようにしましょう。
3.テニスは「マッチポイントを逃す」と勝利が遠のいていく
5-2の次のゲームであと1ポイントとなっても、それを落とすとまた次のゲーム。
5-3、5-4となりチェンジコートになる可能性もあり、そうなるとアナタの頭の中は「しまった・・・」という後悔の念でいっぱいになっていることでしょう。
リードしているのにあと一歩、と考えるのではなく、あと一歩を全力で駆け抜けるように意識しましょう。
4.逆の立場を経験して、その経験を活かしましょう
5-2から逆転できたときのこと、アナタは覚えていますか?
相手のミスと自分のナイスプレーがどう重なったのか、そのデータは重要な財産になります。
テニスノートの出番ですね。
プロの試合でもシード選手に勝ったり、逆転負けしたりの繰り返しです。
そしてアナタ自身がまくられそうになったときには、その経験を活かして例えば「ミスを減らす」ことをしっかり実践するなど、どういうプランで進行するか、迷いが無い状態で試合を進めていきましょう。
迷いは全てを狂わせます。
勝ちたいという気持ちが強いと、いつものスィングが全くできない。
プロの試合、グランドスラム決勝ですら、そんな選手が2セットアップからたくさん敗退していきました。
どうしても相手の良いプレーが続けば、それは5-2のリードが偶然だったのかも知れません。
シングルスの試合は、準備がとても大切。
最後まで、アナタ自身で決断してやり切ることを実践していきましょう!