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今朝、眠たい目をこすりながら試合を観た方も多いと思います。
マスターズファイナルのグループリーグ初戦で、錦織選手が見事フェデラー選手に勝利!
嬉しいニュースでしたね。
この試合に勝てた意味って、実はすごく大きいんじゃないかと私は思います。
そして、その理由を考えてみることで、私たちも参考に出来ることがたくさんある。
レベルは違えど、世界は同じだと私は思いますよ。
錦織選手がフェデラー選手に勝てた、その理由について
1.強い選手にも、調子が悪い日はある
私も、ざっとハイライト動画でしか観ていませんが、フェデラー選手の調子は上がらず、でしたね。
これが意味するもの、それは「強い選手だって、いつも万全な訳じゃない」ということ。
「そんなの当たり前じゃないか」と思いますか?
でも、実際テニスの試合でコートに立つと、本当に強い相手は毎回調子が安定している、良さそうという先入観に捕らわれがちじゃないでしょうか?
同じ人間ですから、調子が悪い日もある、そこにつけ入る隙はあるんだ、という意識を持つこと。
これは、私たちの試合でも大事なこと、じゃないでしょうか。
2.調子が悪い相手に、アグレッシブにいく
特にセカンドセット、お互いの調子、リズムも落ち着いて来たころに、錦織選手はアグレッシブに攻めていきました。
彼本来のフォアハンド、を直近で負けていた2試合よりも強く、力強く打ち込んでいく。
この姿勢、すごく大事なポイントでしたよね。
調子が悪い相手に対して、強気で攻めること。
簡単そうに思いますか?
いえ、実は調子の波って伝染しやすいので、相手が悪ければ自分まで調子が上がらないような試合になることも多いはず。
しっかり、打っていくんだという決意があったからこそ、ファーストセットのリードを活かすことが出来た。
3.大事なポイントの後に、一気に突き放す
とはいえ、本当に試合は一進一退でした。
錦織選手にも、たくさんピンチがありましたし、特にファーストセットの5-6 0-30 の場面でしょうか。
必死で喰らい付いて、大事な場面を凌いだら一気にタイブレークでケリを付ける。
これ、レベルは違えど勝負師として大事なポイント、を押さえています。
私たちはつい、追い付いてタイブレークに入る段階で安心してしまいがちですが、ここでギアを上げるんですよね。
相手が落ち込んでいる、少しの隙を見逃さない。
突き放すにはここだ、というポイントを知っている。
こういうしたたかさ、勝負師のような鋭さ、が今朝の錦織選手の強さの源、だったように思います。
4.2回負けた後に、何を変えるのか?
錦織選手は、勝利した後のインタビューでこう語っていました。
「自分は変わる必要があった」と。
2回同じ相手に直近で負けて、このままではまずいと感じてフォアハンドを変えた。
これは、私たちのような一般のレベルの選手にこそ、大事なスタンスだと思います。
短い間に2回同じ相手に負けると、3回目も同じかな・・・と思いがちですよね、格上相手には。
変えるという勇気、なかなか持てないものですから。
でも、その勇気でしか突破出来ない壁、もテニスにはある。
諦めないで、這い上がることの大切さを、今朝の錦織選手は体現してくれたと私は思いますよ。
思い出せば、今年はチャレンジャー大会からの挑戦。
簡単じゃない、どころか過去にもあまり例が無いカムバックだと思います。
今年最後、締めくくりの大会で自分のアイドルに勝つなんて、最高じゃないですか。
次にそれを実現するのは、アナタ自身です。
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