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テニスの練習、毎日の方もいれば、週1回、月1回という方も多いでしょう。
私自身、社会人になってからは練習時間が減りましたし、学生の頃のようには出来ません。
でも、じゃあ毎日練習していれば上手くなるのかと言えば・・・そうでも無いでしょう。
打てるようにはなりますが、上手くなるのは難しい。
練習って、ある意味怖いんです。
練習すればするほど・・・テニスは下手になる!?
1.正しい練習、が出来ているのかどうか
全国のテニスチーム、スクール、色々な練習があって良い。
でも、それが正しい練習かどうかと言えば・・・あまり深く考えたこともない、という方が多いんじゃないでしょうか?
ショートラリーからロングラリー、ボレスト、ゲーム形式、試合・・・みたいな感じで、何となくこなしている。
テニススクールでも、同じです。
みんな、何となく正しいと思うことを、何となく練習しているだけ。
正しい練習が出来ているかどうか、という疑問なんてあまり持たないですよね。
これは怖い、実に怖いことなんです。
2.間違っている練習は、そのままマイナスの要素を強くしていく
例えば、何か間違っている練習をするとしましょう。
間違っている、と言い切るのも難しいですが、例えばストローク練習で、入りもしなうようなフラットショットをコートの後方からドッカン、ドッカン打つ練習。
これ、やればやるほど、試合では勝つのが難しくなりますよ。
そういうショットを打たせてくれる相手、なら勝てる可能性はあるかも知れないですが・・・。
入ったとしても強い相手なら拾われる。
でも、その人は練習で「相手に拾われる」ことは全く想定していない。
だから打った後の構えも無いし、来る場所に来た球出しをドッカンドッカン、打ち込むだけ。
これ、やればやるだけ逆効果。
極端な例ですが、これは実はよくある話。
3.練習の中身だけじゃない、大事なのは姿勢
私は、最近これを特に感じます。
練習の中身、はもちろん大事なんですが、それより大事なのは姿勢。
本人の意識、ですね。
自分に必要なものは何かを常に問いかけ、飢餓感に満ちている。
練習して試合で強くなりたい、だから試合から逆算して練習出来る人は、強くなります。
でも、ほとんどの人、環境はそうじゃないですよね。
お金を払って、お客さんとしてテニスをする。
サークルでも、仲が良いメンバーと気持ち良くなるテニスの練習、をする。
用意された環境があって、練習を仕切ってくれる人がいて、自分はその中に入ってラケットを振るだけ。
こうなるのが普通、なんです。
私は、全くの逆、試合では弱くなっていくだけだと思います。
4.練習で上手い人と、試合で強い人は違う
3.のような環境の中で、力を発揮出来る人は普通。
水槽の中で、気持ち良く泳ぐ熱帯魚と一緒ですね。
私たちの試合は、それこそ大海原に出て自分で餌を求めて、生き残らないといけない。
そのために餌を探す、食べる練習をしないといけないんですが、水槽にいれば自然と餌は降って来る。
この環境の意識、を変えないと練習しても試合に強くはなれないでしょう。
「じゃあどうすれば良いんだよ・・・」と、思った方も多いでしょう。
全ては、アナタ自身が疑問を持つこと、から始まります。
「どうすれば良いんだろう・・・」と考えることが、スタートラインです。
偉そうに書いてますが、これは私自身の自戒の文章でもあります。
やっぱり「練習した気」を求めてるんですよね、いつも。
でも、いつも「ちょっと待てよ」と立ち止まってみる。
傍から見るとただの面倒くさい人にしか見えないと思うんですが、私たちは試合で勝ちたい、結果を出したいはず。
それくらいの意識で良い、と思いますよ。
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