戦術

自分の失点には、共通点があることに気付けてる?

試合の中での自分の失点。

試合の後に、どれくらい思い出せますか?

恐らく、ほとんどが思い出せないと思います、実際。

自分がドチャンスボールをミスした時、くらいでしょうか・・・印象に残りやすいので。

でも、一つだけ言えることがあります。

それは、アナタ自身の失点には必ず「共通点」があるということです。

 

自分の失点には、共通点があることに気付けてる?

 


 

1.見つけられるかどうか、意識出来るかどうか

「いやー今日も相手が強かったし、自分もミスが多かった・・・」

試合が終わった後は、だいたいこんな感じじゃないでしょうか?

ダブルスの試合でも、そこまで試合の後に「負けた試合の失点」について話したりはしないですよね。

何となく失点して、何となく負けていく。

一気に強くなるのは難しい、でも・・・です。

アナタ自身が気付いていないだけで、実は失点には共通点がある。

その共通点を見出していけるかどうか、がテニス選手としての成長のカギを握っているんです。

 

2.例えば、私の場合

私の場合は、とにかく「テニスが下手、弱いと思われたくない」という意識がありました。

高校から大学、20代くらいの頃はそうでしたね・・・ですから、失点が淡泊。

ギリギリで入らなかったショットは、むしろ成功くらいに考えていた時期もありました。

粘ったり相手にプレッシャーをかけたり、という意識も無かった。

だから、相手に楽にプレーされて失点する、負ける。

こういう自分に、まず気付くこと、受け入れることが結構大変でしたね。

でも、一度腹をくくれれば、楽でしたよ。

粘るようなポイントを入れる、ダサいと思っていたロブを使う、その方が失点を減らして勝つことが出来る。

どうでしょう、アナタ自身にもきっとあるはずですよ。

 

3.共通点は、技術的な問題じゃない

テニスにおける、失点の共通点。

これは、技術的な問題ではないでしょう。

その技術を支える部分、考え方やスタンスのところ、なんです。

ストロークでもボレーでも、サーブでもリターンでも、きっと失点している背景は同じ。

何かしら、アナタ自身の考え方やスタンスが影響して、上手くいかないような結果になっていると私は思います。

ですから、まずは思い出してみる。

自分が今まで、試合でどんな失点をしているのか、プレーをしているのか。

なぜ、そういうプレーになっているのか。

その背景は、アナタ自身、そのものですから。

 

4.ダブルスペアなら、話す必要有り

私は今、固定で組んでいるペアはいません。

ですが、もし読者のみなさんの中で固定で組んで試合に出ている、もっと勝ちたいと思ってる方なら、今回のテーマについてじっくり考えてみて下さい。

考えることは、まず自分のことで良い。

自分の今までの失点の共通点、それからその背景について考えてみる。

腕組みをして考えるのではなく、紙にペンを走らせることが大事です。

書き出して、ぐちゃぐちゃに書いて、整理していく。

その内容をもって、ペアと話してみて下さい。

「自分自身について、考えてみたんだけど・・・」というスタンスで良いと思います。

ちょっと、いやかなり、恥ずかしいですけどね。

いきなり相手にダメ出し、では誰も聞いてくれませんからね。

そこから、ペアとして考えていけば良い。

まずは自分。

自分の中で目を背けてきた部分、と向き合ってみませんか?

 

まだまだ、私たちは上手くなる。

そのために、失点の共通点について深く考えてみることは大事です。

試合の敗因、それはいつも同じところに実はある、と感じられるかどうか。

社会人、ベテラン、シニアで頑張るみなさんだからこそ、です。

私も真剣に、これからも自分と向き合っていきます。

時に辛いですが、一緒に頑張りましょう!

ピックアップ記事

  1. 暑い夏のテニスの試合に備えて、瞬間冷却パックの準備は欠かせない
  2. リアクションボールを使って、イレギュラーバウンドへの対応力を磨こう!
  3. テニスのコーチ、指導者の方にオススメしたい、「ボトムアップ理論」の名著
  4. テニスの試合に強くなりたい人が読んで欲しい漫画、「アルキメデスの大戦」
  5. 【初開催】5/29(水)~30(木) T-PRESS プレミアムキャンプ in千…

関連記事

  1. テニス 前衛

    戦術

    40-30でのサーブ、ノーアドバンテージ形式は「2本中1本で良い」と思えたら楽になる

    今回も、私が実際の試合で使っている「言葉」について。試合形式が…

  2. 戦術

    雨の後のオムニ、男性は注意!

    最近は、雨や雪が多いですよね。そして、試合はオムニコート。…

  3. テニス メンタル

    戦術

    陽射しが強い屋外コート、での戦い方は?

    私は、昔すごく苦手でした。もともと、目が悪く眩しいのが苦手。…

  4. テニス メンタル

    戦術

    調子が悪い時こそチャンス、だと言える理由5つ

    自分のテニスの調子が悪い。試合では、よくあることですよね。…

  5. 戦術

    テニスでは、「綺麗なポイントやスーパーショット」が多い選手ほど試合で勝てない

    悲しいですけど、これが現実だと思います。テニスの試合で、トーナ…

  6. テニス サーブ

    戦術

    連続ポイント、は意図的に

    テニスの試合は、1ポイントずつ。プレーしては止まり、また結果が…

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

特集記事

  1. テニス ストローク

    サーブ

    「サーブに求められるもの」テニスの試合で有効なセカンドサーブ、打ててますか?
  2. テニス 部活

    メンタル

    対戦相手のテニスと人格は、切り離して考えることが一番
  3. テニス メンタル

    その他

    「自分にとって平凡なショットで試合を制す」ことが出来れば、テニスの試合に強くなっ…
  4. その他

    自分にとって、一番大切なモノ
  5. ストローク

    「スライスは伸びが命」テニスの試合で使える抑えの効いたスライスを覚えよう
PAGE TOP