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テニスの試合、大会は、誰もが平等に扱われる真剣勝負。
本当に、そう思いますか?
実は、そうじゃないんです。
テニスに限った話ではないかもしれませんが、大会側にも意図がある。
少し考えてみれば、それは至極当然の話、なんです。
私たちが戦うべき相手、倒す相手は、実はすごく強い後ろ盾があると覚悟しておきましょう。
テニストーナメント大会は、「強いシード選手」が優位に作られている
1.第1シードがサクッと負ける、そんなの誰も望んでいない
テニスの大会の中での、シード選手。
それは、大会の華であり、勝ち進んで欲しい選手、でもあります。
「グランドスラムの大会だけの話でしょ?」と、思いますか?
いえ、私たちの草トーや市民大会、だってそうです。
代表を決めるような地区予選、でもそう。
第1シード、つまりは実力がNo.1の選手が勝ち上がって、優勝したり代表になることが、運営側としても望ましいと考えている。
ポッと出の選手に代表になられて、次のステージで負けられても困りますからね。
つまりは、テニスの大会は「シード選手が勝ち上がるように、組まれている」ということ。
これくらいに考えておいて、損は無いです。
2.優遇されないこと、を嘆いてはいけない
私自身も、たくさん近しい光景を見て来ました。
どんなに下部ツアーの大会でも、シード選手って優遇されます。
小さい控室しかなければ、それはシード選手専用の部屋になる。
シード選手からの要望があれば、コート脇の木を切ったり落ち葉を掃除したり、たくさんやりましたよ。
「そんなの、差別だ!」と思う気持ちも、分かります。
でも、勝ち上がってアナタ自身がそのポジションを奪うしか、道は無いんですよ。
3.最大の敵は、周りの観客
それから、もう一つ。
一番のシード選手の味方は、周りの観客です。
アナタ自身がどんなに善戦しようとも、シード選手が簡単に負けることを周囲は望んでいない。
そんな雰囲気が、試合会場、コートの周りを包んでいくような経験、ありませんか?
これを乗り越えないと、アナタ自身に勝利は無い。
格下は、悪役。
それくらいの覚悟を持って、試合に臨んだ方が良いでしょう。
最大の敵は、観客?
いや、その観客の応援に心が折れてしまう、自分自身の弱い心です。
4.欲しければ、奪い取ろう
シード順位は、待っていても与えられない。
どこかで倒して、アナタ自身が奪い取らないといけないもの、ですからね。
市民大会や県大会、もう倒すべき相手はイメージ出来ているはず。
それを、応援する運営側や観客、も想像してみましょう。
アナタ自身の強さ、が試されるのがこういう戦い、です。
それがテニスをしていて、最高に楽しいんじゃないですか。
壁を越えることは、最高の自信になる。
完全にアウェーの雰囲気での試合、勝てると本当に自信になりますから。
まずは、シード選手と試合が出来るように、勝ち上がりましょう。
そして、自分自身と戦いましょう!
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