テニス メンタル

戦術

テニスの試合は、「モグラ叩きゲーム」と一緒

「とにかく、テニスの試合が苦手・・・」という、みなさん。

もっとゲーム感覚で、楽に考えて良いと思います。

そう、発想としてはあの「モグラ叩きゲーム」です。

学生の方は・・・もしかしたら遊んだことが無いかも知れませんが、一緒に考えてみましょう。

大事なのは、考え方です。

 

テニスの試合は、「モグラ叩きゲーム」と一緒

 


 

1.モグラ叩きゲーム?

モグラ叩きゲーム、ゲームセンターで遊んだ経験のある方、多いと思います。

家庭用のおもちゃとしても、発売されてますね。

出典:amazon

 

このゲーム、の特徴と言えば・・・?

そう、モグラが出て来る穴は「決まっている」ということ。

テニスの試合でも、実は一緒なんですよ。

モグラ叩きのように、しっかりと出て来る穴、だけ抑えておけば良い。

怯える必要も無いし、慌てる必要も無いんです。

 

2.テニスのサービスエリアは、まさにモグラの穴と一緒

私は、こう考えるようにしています。

だって、相手はこのエリア内、に打ってくれる訳ですから。

コートは広いですが、サービスエリアは狭い。

そう思えれば、すごく楽じゃないですか?

ここでモグラを叩く準備、をしっかりする。

ここ以外に出てくれば、それは相手の反則、フォルトになる。

そう考えると、すごく精神的に楽になりますよね。

 

3.ラリーになっても、発想は同じで良い

「でも、ラリーになったらどこに来るか分からない・・・」と、思いますよね。

でも、本当にそうでしょうか?

実際、私たちの試合のレベルでは、相手の技術をよく観察すればコースは限られる。

打って来る場所、球種、絞られるはずなんですよね。

だから、そこをモグラの穴だと思って待ち構える。

よく考えれば、ドロップショットを使う人なんて少ないじゃないですか。

打って来るのは、両サイドかセンター、の深い場所のどこかでしょう。

それも、バックハンドならストレート、ダウンザラインはそんなに来ない。

こうやって試合を進めながら、相手の穴、モグラの穴を見つけていく。

それがテニスの試合では、必要です。

 

4.全てを叩く必要は無いし、無理です

このゲーム、やってみると意外と難しい。

だって、同時に2~3匹くらい出て来ることもありますからね。

叩くハンマーは、一つだけ。

だから、捨てるところは捨てて良い。

完璧に叩こう、叩き切ろうと思わないことが大事。

これも、私はテニスの試合に必要な考え方だと思いますよ。

一番出て来そうな穴、をしっかり警戒しておく。

そこを外されても、気にしない。

あくまでゲームですから、モグラが上手い時だってあるでしょう。

テニスの試合と、一緒です。

 

どうでしょう、こういう考え方。

以前に、テニスは定期テストに似ている、と書いたこともありました。

まさに、それに近い感覚ですね。

ぜひ、みなさんも相手の顔をモグラに見立てて、穴を探してみて下さい。

ピックアップ記事

  1. テニスの試合に強くなりたい人が読んで欲しい漫画、「アルキメデスの大戦」
  2. 「寒暖差が激しい時期」のテニスにお勧めなアームカバー
  3. 5/7(水) 高西コーチ 女子ダブルスレッスン&ゲーム会 in 世田谷レ…
  4. 何度でも消して使える、ウェアラブルメモはテニスでも使えそう
  5. 【少人数制】6/19(木) 涌井コーチ 女子ダブルスレッスン in 夢見ヶ崎ロー…

関連記事

  1. 戦術

    その場になって考える、ではいつまでも試合で後手に回る

    試合になって、頭が真っ白になってしまう。これって、やっぱり「そ…

  2. テニス コントロール

    戦術

    セオリー通りで勝てるのは、自分と同レベルか少し上の相手まで

    セオリー通りのテニス、皆さん意識出来てますか?もちろん、フォー…

  3. テニス トレーニング

    戦術

    テニスの試合、戦い方を変えることを恐れては前に進めない

    みなさんの周りで、試合に強い選手。でもいつかは勝ちたい、と思い…

  4. テニス メンタル

    戦術

    テニスの試合では、「策があって負けるのと、無策で負ける」のでは大違い

    皆さん、試合の中で勝敗以外の部分、気にして振り返れていますか?…

  5. 戦術

    テニスでは、「綺麗なポイントやスーパーショット」が多い選手ほど試合で勝てない

    悲しいですけど、これが現実だと思います。テニスの試合で、トーナ…

  6. 戦術

    自分の指導観が見えてきたという話

    今年は自分のアウトプットを1段階上げる17年ぶりくらいにオン…

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

特集記事

  1. テニス メンタル

    メンタル

    結果が出ない時期こそ、アナタ自身の財産になる
  2. テニス メンタル

    ボレー

    片手バックハンドボレーで、パンチ力が欲しいなら?
  3. リターン

    リターンでの左利きシフトは、大胆に
  4. その他

    なぜ、テニスは試合経験が必要なのか?
  5. テニス メンタル

    メンタル

    テニスの試合では、「2ポイント差がついたら守備的になる」を意識すると迷いが無くな…
PAGE TOP