テニス 序盤

戦術

「インドアコートでのテニスの試合」で気を付けておきたい5つのポイント

雨が多いこの時期、インドアコートでの練習や試合も増えますよね。

アウトドアコートよりも快適にテニスができる・・・というイメージが強いかも知れませんが、そこには大きな落とし穴が。

しっかりと特性を把握しなければ、試合に勝つことが難しくなるでしょう。

「インドアコートでのテニスの試合」で気を付けておきたい5つのポイント

 


 

1.打球音がアウトドアと全く違う

打球音の違いは、顕著に表れます。

特に男性のサーブ、リターンは大きな音が反響しますので、リズムを取るのが難しくなる人も多いようです。

自分の試合以外のコートの音も大きく聞こえますので、普段から耳を慣らして動じないメンタルを身に付けましょう。

むしろその大きな打球音を心地良い、と感じれるくらい前向きに捉えるとベストです。

2.サーフェスは特に注意、カーペットタイプには専用シューズが必要

インドアコートのサーフェスは、特異なものが多いです。

オムニコートの砂が少ないケース、つるつるのハードコート、中でも最も特徴的なのがカーペットコートでしょう。

これは専用のシューズが無ければ戦えません。

事前にサーフェスをしっかり把握し、初めて行くコートであれば周囲に聞くか会場に確認しておきましょう。

オムニコートでも、砂の多い少ないくらいは確認しておくと吉です。

3.横幅、後ろ幅はかなり狭いことを想定する

インドアコートはテニススクールを運営しているケースも多いので、左右前後の幅は余裕が無いコートが多いです。

ワイドのサーブは、かなり前に動いて捕らないと、壁に当たってそのままエースになる始末。

後ろに下がるのも限界がありますので、必要なのは・・・そう、ライジングショットですね。

普段から練習していないと、思わぬ形で盲点になり、試合の中で弱点として浮彫になります。

4.天井の高さが低いときの対策を考えておく

最近では減ってきたようですが、天井が低いインドアコートもまだまだたくさんあります。

低いところだと4mほどのコートもあり、ほぼロブは打てないと思ったほうが良いでしょう。

そうなると、有効な時間稼ぎもできなくなりますので、別な手段でのプレーが求められます。

アナタ自身のテニスに引き出しのバリエーションが求められる、一種のゲームのステージのようなもの。

覚悟して準備しましょう。

5.インドアでも雨風が入ってくる場合もある!

インドアと一言でまとめても、左右の壁が空いていたり、天井に穴が空いていたりとシチュエーションは様々です。

大切なのは、ぶれないメンタルを持って臨むこと。

少しの環境の変化は、相手も同じ。

テニスにはチェンジコートもあります。

細かい要素を言い訳にしない癖を、普段から身に付けておきましょう。

テニススクールに通い慣れている人はインドアコートに強く、逆にアウトドアに弱かったりします。

普段アウトドアしか練習できない人は、意識してインドアコートの中に入ることだけでもやっておくと良いでしょう。

意外と打球感、癖になる方も多いです。

インドア主体のプレイヤーの方も、もちろんアウトドアでの練習は必須です。

バランス良く経験を積んで、試合に備えておきましょう。

 

ピックアップ記事

  1. これからの暑い時期にあると便利な、「高速製氷機」とは?
  2. 暑い夏のテニスの試合に備えて、瞬間冷却パックの準備は欠かせない
  3. 【重要です:視聴者アンケート】ご協力のお願い
  4. 体幹の筋力アップに、意外とリーズナブルな「シットアップベンチ」を1台どうですか?…
  5. テニスコーチ時代に、最高に憂鬱だったこと

関連記事

  1. 戦術

    かわすだけ、では試合で勝てない

    みなさんも試合の中で、上手く相手を「かわす」という機会は多いと思いま…

  2. テニス メンタル

    戦術

    テニスの試合では、「リードしたら大胆に動く」ことが大前提

    テニスの試合、序盤のリードをいかに離せるのか。これって、そのま…

  3. テニス メンタル

    戦術

    試合の流れが悪いときに、実践したい5つのこと

    1セットマッチの試合でも、試合の中で良いとき、悪いとき、は必ずあります…

  4. 戦術

    コードボールも、自分リスクを冒した一つの結果

    試合の中で、自分が打ったボールがネットに当たる。そのボールが…

  5. テニス ダブルス

    戦術

    80点のテニスを、相手と作り上げていくのがテニスの試合

    テニスの試合は、相手ありき。これは何度も書いてきましたが、具体…

  6. 戦術

    ダブルスの雁行陣、のポジショニングの基本について

    ダブルスの基本、雁行陣。今回は、ちょっとした図も入れながら確認…

特集記事

  1. テニス 準備

    戦術

    「攻めなきゃ、攻めなきゃ・・・」って、何を焦ってるの?
  2. テニス ストローク

    リターン

    テニスの試合で「リターンから強気に攻撃する」ために必要な練習方法5つ
  3. テニス ストローク

    ストローク

    今も昔も、「ストロークの変わらない基本は、前に踏み込んで打つ!」この基本、忘れて…
  4. テニス ストローク

    メンタル

    テニスを続けていて、身体と技術の成長は見えるけど「心の成長は見えない」から、難し…
  5. テニス チャンス

    戦術

    試合の緊迫した場面で、「相手が取りに来るポイント」を感じよう
PAGE TOP