テニス 戦術

戦術

試合で関節にサポーターを付けている人は、それなりの理由がある

もうすぐ試合、ということで、コート脇で待っていると・・・相手も登場。

その相手をチェックするときに、私はここも見るようにしています。

特に、ベテランやシニアの選手の方と試合をするとき、ですね。

手首、肘に黒いモノが巻いてあると、それはきっとあるヒントになるはずです。

 

試合で関節にサポーターを付けている人は、それなりの理由がある

 

1.癖のある打ち方は、身体を痛める

みなさんの周りにも、きっといると思います。

関節に負担がかかるようなショットの打ち方、回転のかけ方をして、身体を痛めている人。

それでも試合に出るには、サポーターが欠かせない・・・ですよね。

予防で付けている人、もいるでしょうが。

要は、火の無いところに煙は立たないということ。

サポーターを付けている、ということは、それだけ打点が後ろだったりこねるようなスウィング、をどこかでしているからだと思います。

アナタ自身、これは大きなヒントになるでしょう。

 

2.ほとんどの人は、テイクバックが遅いから肘を痛める

気付いてないだけで、きっとほとんどの人がそうです。

ストロークでも、バウンド後にラケットを引くから遅れる、それを強引に打つから肘や手首が痛くなる。

つまり、サポーターを付けている人は、準備が遅い人かも知れない、と思って損はない。

または、強引な回転をかけて来る人、手首を使う人ですよね。

こういうタイプは、試合では侮れない。

意外性のあるショットを打つだけでなく、ラリーでもタイミングが取り辛いでしょう。

ただ、一つキーワードがあるので、今日はそれをお伝えしておきたいと思います。

 

3.自然な逆クロス、ストレートが多い

こういうサポーターを付けているような人は、自然にラケットを遅れる人が多い。

だから逆クロス、ストレート、なんかに自然にボールが飛びやすいでしょう。

綺麗なクロス、は意外と少ない。

だって、打点を前でさばく必要がありますからね。

打点を前で打てるのなら、そんなにテニスは関節を傷めない。

だからこそ、相手が振り遅れたコースをしっかりカバー出来るように、頭に入れて準備しておきましょう!

 

4.何より怖いのは、その勝負魂

でも、考えてみてくださいよ。

身体が痛いのに、試合に出る。

この根性、メンタル、凄いと思います。

サポーターでガチガチに固めている人は、本当に試合でもしぶとい、粘り強い。

ここは覚悟して挑んだ方が良いでしょうね。

打ち方は、おかしいかもしれない。

個性的で、もしかしたら一見弱々しく見えるかも知れませんが、きっと魂は本当に強く、燃えている。

ベテラン選手の方の中には、本当にこういう方が多いですから。

侮った瞬間に、アナタの負けです。

 

とはいえ、やっぱり痛々しいですよね・・・手首、肘。

でも、試合では情けは無用。

しっかり深いボールで追い込んで、相手に無理してもらう感じでいきましょう。

振り遅れと、くせ球に気を付けて、試合に挑む。

それだけで、かなり結果は変わってくるでしょう。

ピックアップ記事

  1. 全日本テニス5回優勝!佐藤博康プロにボレーのコツを聞いてみた①
  2. テニス選手の筋肉に必要なプロテインは、ささみプロテインバーでの補給が最適
  3. テニスの試合で勝ちたい男子選手に、オススメのゲームウェア
  4. テニスで肩が上がらない・・・と、苦労する人は「ピイラティス・ポール」がオススメで…
  5. 夜のランニングのマストアイテム、蛍光色グッズで安全にトレーニングを

関連記事

  1. 戦術

    リスク無きテニスで、格上相手は倒せない

    「そんなの、当たり前だろー!」みなさん、そう思いますか?…

  2. テニス ダブルス

    戦術

    「つなぎのボールの精度」を上げないと、そもそも強い相手には粘れない

    強い相手に、粘って試合を進める。何とか接戦に持ち込めば、試合の…

  3. 戦術

    その練習を、疑おう

    みなさんのテニスの練習、最近はどうですか?成長している、自分…

  4. テニス 雑誌

    戦術

    作戦を決めて挑まないから、いつまで経っても試合で成功も失敗も無い

    皆さんは試合の後、普段どんなことを考えてますか?勝てば嬉しい、…

  5. テニス リターン

    戦術

    フォアハンドで一押し、相手を押し込むコツとは?

    ストロークで、あと一押ししていきたいという場面。フォアハンドで…

  6. 戦術

    一番最初に、4番バッターをもってくる方が勝てる

    テニスの試合、スタートダッシュが肝心。私はいつも、この意識で試…

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

特集記事

  1. テニス ダブルス

    ダブルス

    初対面の人とペアを組むときに、意識したいコミュニケーション4つ
  2. ストローク

    テニスの試合では、深いスライスボレーで追い込まれても、「落ち着いて相手を観る余裕…
  3. テニス メンタル

    その他

    ポケモンGOの大流行を観て感じる、テニス選手としての考え方について
  4. テニス ハードコート

    メンタル

    試合でどうしようもなく緊張するときには、「結果は既に、決まっているもの」と考えて…
  5. 戦術

    強い気持ちがある人しか、真の準備は出来ない
PAGE TOP