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テニスの大会、個人戦を見るとほとんどの試合が「個人名(所属)」の形で、表記されています。
この所属って、みなさんどの程度意識されてますか?
自分の所属、それから対戦相手の所属。
特に、対戦相手の所属先は、結構気にして見るもの、だと思います。
〇〇高校、テニスクラブ○○、と書いてあるだけで、ちょっと怖気づいたりもしてしまいますよね。
でも、それって当たり前のこと、でしょうか?
所属で人を判断してしまうのは、ただそれが楽だから
1.他人はなぜ、所属で判断するんだろう?
テニスの大会の所属、だけじゃないでしょう。
学歴や勤め先、なんかも同じようなもの。
人はどうしても、その人をまず所属や経歴から判断してしまう。
〇〇高校のテニス部、と聞いたら、まずアナタは何をイメージしますか?
きっと、今まで試合をして来た、あるいは友達にいた〇〇高校の生徒、のイメージだと思います。
テニスが強い、弱いという印象値もだいぶ違うでしょう。
それが楽だし、ある程度当たるような予測、になってしまうから・・・ですね。
みなさんも、そんな感じじゃないですか?
2.所属で人を決めつける、のは非常に危険
今までは、それで良かったかも知れませんね。
〇〇高校の生徒、と言えばある程度決められた特徴があった、似たような実力だったでしょう。
でも、今は違うと思いますよ。
同じ高校であっても、実力差はあるし個別でスクールに通っている生徒も多い。
何より、より個人での特徴を活かすようなプレー、選手が増えたように思います。
大人の大会、テニスクラブやサークルもそうですね。
レベルはピンキリでしょう。
大事なのは、所属先よりも実際にアナタ自身の目で見て、感じて、それから試合をしてから何を感じるのか。
3.他人から得る情報には、具体性を求めよう
もし、アナタ自身が試合前に、仲間から「あの人って、どんな感じ?」と聞ける機会があるとします。
例えば仲間が前に試合をしていた・・・ような時、ですね。
そういうときには、ぜひ具体的な項目で聞き出して欲しい。
何となくサーブが良い、じゃなくて、「ファーストサーブは7割くらい入って来る」とか、「サーブ&ボレーは1回も無かった」という感じに。
良い悪いは、その人の印象値になってしまいますからね。
参考にはなるけど、アナタ自身がどう感じるかでギャップも生じやすい。
ぜひ、周りから聞く情報には注意してみて下さい。
4.楽な方法は、得てして精度が低い
所属から人を判断して、試合を始める。
これは、すごく危険。
「思ったよりも強い・・・」というようなことが起きるから?違います。
むしろ、「うわ、〇〇大学の体育会なんて、絶対勝てないよ・・・」という感じで、逃げる気持ちが出てしまうから。
楽な方法ですよね、負ける言い訳を作るには。
所属から人を判断して、自分の実力と比較してしまう癖は、無くしていきましょう。
それだけで、きっとテニスの試合は勝てる可能性が高くなる。
楽なこと、楽な判断基準は、本当に脆い。
私は、そう思います。
とは言っても、実際名前負けしてしまうようなことはあると思います。
でも、それも一つの習慣ですから。
アナタ自身がどう考えるか、で格上相手の試合は変わってくるでしょう。
いや、意外と本当は、アナタの格上の相手なんていない。
少なくとも、同じ大会に出ている選手の格は、そう変わらないと私は思いますけど。
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