テニス ダブルス

ボレー

ボールを「早く触りたい病」に、誰しもが苦しんでいるという現実

先日、ある女子ダブルスの草トーナメントを見る機会がありました。

みなさん、すごくテニスを真剣に頑張っている、40代~50代の女子ダブルス。

やっぱり、ボレー中心になるじゃないですか、並行陣中心。

そうなると・・・こんな感じになるとき、ありませんか?

ネットプレーになると、なんで人って慌ててしまうんでしょうね。

 

ボールを「早く触りたい病」に、誰しもが苦しんでいるという現実

 

1.まるで、「時限爆弾ゲーム」状態

これって、何かに近いなと思って、考えてました。

「これか!」と気付いたのは、あのレクリエーションでやるような時限爆弾ゲーム。

時間が来ると、「パーン!」とクラッカーが鳴るようなあれ、です。

みんなで回していって、速く自分の手元から、その爆弾を人に渡したい。

テニスでも、一緒です。

早く触って、早く自分の手元から離したい。

ボールを持っている人、打っている人になりたくないんですよね。

そんな、爆弾が飛んで来る訳じゃないのに。

なるべく自分の方に飛んで来て欲しくない・・・と思っているから、こういう感じになってしまう。

4人でボレーの4アップな状態って、まさにこうじゃないですか?

 

2.発想の転換が必要です

思い切って、変えていきましょう。

女子ダブルスでも、「自分の方に、飛んで来い!」と思うようにする。

むしろ、自分から動いて、ボレーで絡んでいく。

「自分なら、こう終わらせるな」と考えて、実践していく。

発想を転換、していきましょう。

発想を変えて、自分のプレーを変える。

時限爆弾ではなく、テニスはボール、ですから。

自分がコントロールして、自分でポイントを終わらせていく。

テニスでは、爆弾が爆発して終わるのではなく、しっかり相手コートにボールを打って終わらせる競技、ですからね。

 

3.待っているのか、自分が打ちにいくのか

この違いは、大きいですよ。

テニスの試合、ボールを待っていても良いことは無い。

自分からやっぱり、絡みにいかないと。

自分以外のラリー、の中に自分が飛び込んでいく。

この姿勢が無いと、結局ボールを時限爆弾のようにとらえてしまって、億劫になる。

待っていても、成長しないですよテニスは。

特にネットプレー、ですね。

「なるべく早く触りたい!」と思うのは、不安だから。

早く触って、早く手放したい。

そんなメンタルでは、この先強くなれるとしても先が知れてます。

 

4.早く触りたいけど、ボールは引き付けないとダメ

ボレーこそ、「引き付けるタイミング」を作ること。

これが出来れば、アナタも立派なボレー名人です。

早く触りたい、という気持ちを抑えて、ボールを引き付ける。

このタイミング、練習のラリーの中から意識していきましょう。

待っている、のではなく、先回りして引き付ける。

早く触りたい、けども身体の開きを抑えて、横向きでボレーを打っていく。

試合では、これでいきましょう!

 

ボレーでの苦手意識、思い切って克服していきましょう。

どうせ待っていても、怯えていてもボールは飛んで来る。

だったら、思い切って自分から動いていきましょう。

動いたミス、は相手の脳裏にも刻まれますから。

きっと相手にもプレッシャーになるはずです。

女子ダブルス、並行陣、4アップ、試合を動かしていくのはアナタの積極性ですよ。

ピックアップ記事

  1. 寒くなる季節の変わり目に、テニスの試合で折り畳み式ブランケットは欠かせない
  2. 飲んだらコンパクトに!パックアップボトルを持って試合に出かけよう
  3. 準備しておいて絶対に損は無い、試合会場でのトイレ事情について
  4. テニスシューズの中で、自分の足が滑る・・・ような人は、5本指ソックスに変えてみよ…
  5. 晴雨兼用のビッグパラソルは、テニス選手なら欠かせないアイテム

関連記事

  1. テニス ロブ

    ボレー

    相手のストロークが強打の場面なら、ブロックボレーの準備を

    良いボレーって、どんなボレーか。私は、強烈な強打のボレーではな…

  2. ボレー

    テニスの試合の中で「身体の正面にきたボレー」をしっかり返球できるようになるコツ4つ

    ネットプレーの中で難しい技術の一つに、「身体の正面にきたボールをボレー…

  3. テニス ボレー

    ボレー

    厳しいリターンに対するファーストボレーは、グリップを握り過ぎないことが第一

    最近のダブルスの試合、プロ選手の試合では「並行陣」が確実に減りつつあり…

  4. テニス ダブルス

    ボレー

    ローボレーをサイドスライスに変えれば、ダブルスでコートを広く使える

    もしかしたら、基本から逸脱しているかも。でも、実際に私は必要だ…

  5. ボレー

    ボレーが安定している人は、ラケットと身体の距離がいつも一定に保てている

    ボレーを安定させて、試合で使っていきたい。そう考えている人は、…

  6. テニス ロブ

    ボレー

    ネットにいる相手に向かって、沈めて前に出る勇気を持てる選手は強い

    「あ、この人は試合慣れしているな」と、感じるプレー。みなさんは…

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

特集記事

  1. テニス ストローク

    ボレー

    テニスの試合で「ハーフボレーの苦手意識」を克服する為の4つの視点
  2. テニス ストローク

    メンタル

    対戦相手の特徴を知りたいなら、「試合の序盤で、一度深いボレーで追い込んでみる」の…
  3. テニス ポジショニング

    ストローク

    何気なくウォーミングアップでやってるけど、「良いショートラリーと、悪いショートラ…
  4. 戦術

    一番最初に、4番バッターをもってくる方が勝てる
  5. 日々の雑記

    YouTube動画、10,000再生突破しました
PAGE TOP