目次
あまり詳しくは覚えていないけど、幼稚園に入園した頃から喘息の発作に苦しむようになってしまった。
カビに反応するアレルギーだったんだけど、そのおかげで小学校1、2年生の頃は毎週病院に行っていたし、発作でよく学校を休んだりしたもんだ。
「さぁ、走り込みを始めよう」テニスの試合で技術を活かす為にもベースとなる体力は絶対必要!
「とにかく身体を丈夫にさせなきゃ」と両親は俺にスイミングスクールや空手を通わせて、運動させることで体力を付けさせて喘息に負けないようにしたんだけど、小学校3年生から始めたサッカーが体力的にも一番きつかったスポーツだったね。
試合中は走り続けなきゃいけないから、全員でランニングなんかのトレーニングもあってゼーゼーすぐ発作を起こしながらも、頑張って走り続けた思い出がある。
その小学校時代から、「体力付けるためにトレーニングをしなきゃいけない」という意識を持っていたから、その後の人生でトレーニングを導入する習慣は身に付けやすかったと言える。
体力も脚力も無いと、サッカーの試合では全くと言って良いほど使い物にならなかったし、俺の場合は体力不足だと喘息の発作が起きてしまうので、常にトレーニングはしなきゃいけないって思ってたからね。
今現在テニス部にいる中学生、高校生はどう思ってる?
試合やって「負けた」という人がいても、まず「体力の差で負けた」というレベルの試合内容まで行かない人多いでしょ?
その前に技術の差の方が目立ってしまうから、どうしてもトレーニングの導入の必要性以上に、もっと技術力を身に付けたいって思ってしまうんだよ。
正直な話、技術力あれば体力不足も補えちゃったりするし・・・。
でもそう思っている中学生、高校生、君達に言っておきたい。
コートに立って技術練習ばかりやって、トレーニングやっていない選手は、勝ち残れるテニスが身に付かない!!
なぜなら、勝負で勝つには、技術力の他に相手と競った時なんかにとことん粘れる体力が必要。
それからもう一つ重要なのは、精神力。
この精神力って体力が底をつくと、簡単に崩れてしまうんだよね。
体力付けていると、試合の後半大事な場面でも気持ちは崩れず、焦らずしっかり一球一球打ち続けられる
それから技術力も精神的な安定感の下に成り立つ。
皆もコートに立つばかりのテニス練習やってないで、しっかり走り込んで体力アップを目指さないと、オンコートの練習の成果が芽を出さない。
さぁ、走り込みを始めよう。
■引用元
元プロテニスプレイヤー 高西ともからのメッセージ