テニス データ

戦術

テニスの試合の中で、「感覚とデータを迷える」ようになったら一人前

試合の中で、相手のデータをしっかり頭に入れている。

そしてそのデータと、自分の感覚と、「どっちが良いか・・・」を迷ってしまう。

これは、実はすごく良いこと。

テニス選手として、一人前になったと言えると私は思います。

 

テニスの試合の中で、「感覚とデータを迷える」ようになったら一人前

 


 

1.しっかり相手選手を、数値で測れるようになること

ザックリでも良い。

例えばサーブで、「このコースは75%、スピン系が50%くらいだな・・・」というのを、試合の中で把握する。

ストロークでも得意なコースを把握して、カウント毎にそれがどれくらいの確率で打って来るのかを、自分なりに整理しておく。

これは、客観的な数値としてすごく意味がある。

ベイビーステップの主人公のような目線は、誰でも持てるのです。

そこにはテニスの技術は関係無く、本気で「情報を集めて、整理したい」と思えるかどうか。

まずこの頭、があることが、今回のテーマの前提になります。

 

2.データも大事だけど、感覚も大事

データだって、あくまで傾向。

傾向だから、当然外れることもあるし、相手が打ちたいと思ってミスする場合もある。

そんな「雰囲気」は、相手の表情や空気感を感じとるしかない。

「相手はここでデータ的にはフォアハンドのダウンザラインだけど、さっきミスしたから変えてくるかな・・・」という感じ、ですね。

難しく考える必要は無いと思います。

データと感覚を、天秤にかける。

その為にも、まずはデータが無いと話にならないのです。

 

3.自分の感覚、を説明出来るようになろう

「どうしてここで、作戦と違うことをしたの?」と聞かれて、答えがあるかどうか。

これが正解、間違っているということは無いでしょう。

大事なのは、アナタなりの決断の根拠があったかどうか。

この部分は、しっかり意識して試合を進めていかないとダメ。

そうでないと成長が無い、ですからね。

 

きっと、無意識のうちに実績している人も多いでしょう。

そんな人も、ぜひ一度テニスノートに整理してみて欲しい。

そして、成功体験を溜めて欲しい。

「この試合は、こういう理由で感覚を優先して、勝った試合だったな・・・」と。

きっとアナタの強さになり、一人前の選手になっていくはずです。

 

今回のまとめ

データと感覚を迷えるくらい、しっかり情報を整理して戦えるようになろう

 

ピックアップ記事

  1. Note はじめました
  2. 読者ミーティング用にプロジェクターを買ったら、コスパ最高だった
  3. 【ご報告】YOUTUBEチャンネル、公開しました!
  4. プロテニス選手を目指したいなら、英語は必須!実用的なテキスト5つ
  5. 男子シングルスの試合を戦い抜くなら、大量発汗にも耐えうるタオルチョイスを

関連記事

  1. テニス ストローク

    戦術

    集中力を上げる、自分のポイントパターンを持っておこう

    試合に強い人、勝負強い人は、「一気に集中力を高める」のが出来る。…

  2. 戦術

    ある程度のレベルまでは、前衛が動いただけで慌ててくれる

    ダブルスの試合、一つこれが相手のレベルを測る目安になります。前…

  3. テニス ダブルス

    戦術

    苦しい時に前に出る、選手が最後には勝利を手にする

    試合の中で、苦しい場面。みなさんは、それはどんな時だと思います…

  4. テニス イベント

    戦術

    自分にとって苦しい場面は、実は相手も苦しい場面

    相手のゲームポイント、マッチポイント、絶対絶命・・・。という場…

  5. 戦術

    一番最初に、4番バッターをもってくる方が勝てる

    テニスの試合、スタートダッシュが肝心。私はいつも、この意識で試…

  6. テニス コート

    戦術

    負けた後に試合会場に残る人は、必ず強くなる

    私がテニスの大会のレフェリーをしていた頃、に感じたこと。一般の…

特集記事

  1. ボレー

    ダブルスの試合で、誘うことは出来ても決められる前衛は少ない
  2. ダブルス

    ダブルスの試合で、後衛の選手は「フォアハンドで前衛の後ろをカバー出来る」サイドは…
  3. テニス サーブ

    サーブ

    困ったときの「ファーストサーブの威力頼み」、状況は変わらない
  4. テニス メンタル

    戦術

    テニスの試合、「弱い側から動く」ことが出来ないから勝てないんです
  5. テニス 客観視

    スマッシュ

    「チャンスと思っても難しい!」テニスでネット際でのグランドスマッシュを打ち切る技…
PAGE TOP