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やっと暖かい日が増えてきましたね・・・。
それでも関東は昨日、今日と雨。
この雨を越えたらもう春、桜、新学期、新生活・・・と思うと、ワクワクしますよね。
ちょっと、ここで私の話を・・・。
高校時代、新学年になるとよくOBの方がいらっしゃって、現役の学生にアドバイスをもらうことがありました。
部活にも顔を出してくれたりして指導してもらいましたが、結構話が長い人って、多いじゃないですか。
自分とそんなに歳も変わらない大学生の人に、なんでこんな偉そうに言われなきゃいけないんだ・・・と、生意気に思っていた記憶があります。
そういうときって、大抵モチベーションが低いし、テニス大してやる気が無い。
今思えば、最悪ですよね。。
でも、今でも印象に残っている人の言葉があります。
その方は確か40代くらいの方で、卒業してからだいぶ経っていますが一緒に練習してくれて、結局来て頂いたのはその1回だけでした。
私が高校2年生のとき。
その時、練習後に言われたのが・・・。
「みんな、自分が10年後の未来からタイムスリップして来た、と思って欲しい」
最初は、ん?どういうこと?と思いました。
話を聞いてみると・・・。
「僕が高校生だったとき、団体戦であと1勝で全国大会だった。でも、自分のダブルスが負けてしまい、行けなかった。この想いは、一生背負って生きていく」
話を聞いていると、確かに負けたことで得れたこと、反骨精神で頑張ることも出来たけど・・・「なぜ、あのときもっと頑張れなかったのか。練習を1球1球、大切にしなかったのか、と今でも思い出すことがある」と。
だからこそ、10年後の未来から、今君たちは自分の過去を変えるために戻って来た、と考えて欲しいと言われました。
「10年後、高校時代を思い出して後悔することは、絶対にある。でも、後悔しても結果は変わらない。だからこそ、君たちは今、10年後から過去を変える為に戻って来た、と考えて欲しい」と言われたのを、鮮明に覚えています。
「何だ、ようは気持ちの持ちようか・・・」と思った方、多いと思います。
私も、当時はそれくらいにしか思っていませんでした。
でも社会人になり、30代半ばに自分が差し掛かってみると・・・本当に、骨身に染みるように分かります。
「やっぱり、学生時代もっと頑張れた、絶対頑張れた」と。
もちろん当時は、しっかり全力でやっているつもりでした。
ですが、「テニスが出来るのが当たり前の環境」にいることって、自覚無かったんですよね。
場所、時間、仲間、仲間でも同じ目標を持って進んでいける仲間・・・。
社会人、大人になれば、同じ方向を向いて一緒に頑張れる人って、すごく少ない。
いかに学生時代が貴重で、恵まれていたかを最近改めて実感しています。
この文章を読んでいる方は、きっと学生の皆さんも多いはず。
ぜひ、何かの気付きにつながってもらえれば・・・と思います。
ん?
いや、違う。
この記事を書いている自分自身も、10年後の40代半ばの自分から、タイムスリップして来たんじゃないのか!?
そう考えて、皆さんに負けないようにテニスに仕事に、頑張っていきます。
そして、リアルな10年後・・・。
「戻ってもきっと、同じことやるだろうな」
と言えたら、最高ですよね。