テニス 錦織圭

日々の雑記

「錦織圭」選手について、アナタは自分の意見を持っておく必要がある

重たいタイトルですみません・・・が、最近思うことを、書いてみたいと思います。

錦織選手、先週末の大会は残念ながら決勝で敗退。

ニュースで見た方も多いと思います。

たくさんの見出し、が新聞やテレビ、ネット上で踊っていますが、皆さんはどう思いますか?

大事なのは、「アナタ自身がどう考えるのか?」です。

 


 

今回の大会のニュース、だけではありません。

毎回、錦織選手の話題は、日本ではたくさんのニュースで挙がって来る。

その見出しやタイトル、見せ方の傾向・・・を、意識したことはありますか?

 

私がすごく違和感、を感じるのはこんなパターン。

 

・若手のホープ、錦織圭の活躍に期待

・ストローク力なら世界一

・今年こそグランドスラム大会の優勝候補

・世界中が注目している、錦織圭

 

まず、確認しておきたいのは、報道するメディア側の心理。

なるべく多くの人にニュースを観てもらうことが彼らの仕事だし、インターネットメディアであれば多くの人が集まれば、それだけで収益が上がる。

見出しやタイトルを工夫すれば、日本人は「良い気分」でどんどん記事を読んで、話題にしてくれる。

でも・・・本当に先ほど書いたような項目、錦織選手の実力を客観的に形容している言葉だと思いますか?

 

1989年生まれの27歳の選手、を「期待の若手」と呼べるのか?

グランドスラム大会の優勝候補?マスターズ1000の優勝経験も無いのに?

世界中が注目している・・・のは事実かも知れませんが、それはどの上位選手にも同じことが言える。

 

「錦織圭は特別」という謳い文句は、日本でしか通じない。

去年、今年の全豪を観る限り、かなり研究もされている。

 

「序盤に弱い」

「仕掛けるのを速くすれば、後手に回ってくれる」

「体力勝負に持ち込めば勝てる」

「落ち込むのが早いし、立ち直ることが出来ない選手」

「サーブの一発が無いから、リターンゲームでもチャンスがある」

 

こんな論評は、海外のメディアでは盛んに目にすることが出来ます。

日本だと、こんな見出しだと誰も詳しく見ようと思いませんよね。

ですがこれもあくまで、私や他の誰かの主観であり意見、です。

 

「それでもテニスが素晴らしいし、良いじゃないか!」と思う方は、もちろんたくさんいるでしょう。

私も彼のテニスは大好きです。

ですが、今までもそうだったように、これから先もそう簡単に勝ち上がっていくのは難しい。

この私の予想を、覆してくれることを期待していますが。

 

皆さんも、「錦織選手」だけが議論の対象じゃない。

自分、ライバル、仲間、に対して本当に客観的な視点が持てているのか。

自分の耳が喜ぶような情報だけ、に耳を傾けてはいないか?を、考えて欲しい。

それが日常的に、考えられれば大丈夫。

きっとアナタのテニスは、もっともっと強くなります。

ピックアップ記事

  1. 雨でコートが濡れていてもテニスがしたい!方にお勧めの「ウォーターバキューマー」
  2. 男子シングルスの試合を戦い抜くなら、大量発汗にも耐えうるタオルチョイスを
  3. 「寒暖差が激しい時期」のテニスにお勧めなアームカバー
  4. テニスの壁打ちをする場所が無い・・・人は、「リバウンドネット」を設置してみない?…
  5. テニス選手のフットワークを支える、足首サポーター「ASO」

関連記事

  1. テニス 感覚

    日々の雑記

    アナタのテニスを、誰かの「主観」という物差しで測ってはいけない

    皆さんは、「自分のテニス」をしっかり自分で決断出来てますか?も…

  2. 日々の雑記

    知るということは、自ら動くということ

    東レPPOテニスも終わり、今週末からは楽天オープン。日本国内で…

  3. 日々の雑記

    T-PRESSのYouTubeチャンネルが目指すもの

    みなさんのお陰で、T-PRESSのYouTubeチャンネルの登録者数…

  4. テニス メンタル

    日々の雑記

    コート上では一人、そんな経験テニスじゃなきゃ出来ない

    何となくですが、最近感じること。それは、「シングルスの試合に出…

  5. テニス メンタル

    日々の雑記

    自分が主語のテニスを、いかに楽しめるか

    何だか急に寒くなってきて、体調を崩している方も多いんじゃないでしょうか…

  6. 日々の雑記

    自分で何をやっても良い時間

    みなさんは、一人暮らしの経験はありますか?私は大学2年から卒…

特集記事

  1. テニス 調子

    テニススクール

    コーチ次第、じゃなくて、自分次第ですから
  2. テニス 夜

    練習メニュー

    難しいことは簡単に、簡単なことは難しく感じるようになっていく
  3. テニス メンタル

    戦術

    テニスの試合で、技術はあってもそれを「使える」人は意外と少ない
  4. テニス 準備

    メンタル

    「楽な初戦」は、アナタにとってマイナスな要素にしか成り得ない
  5. テニス ポジショニング

    メンタル

    テニスについて、「知っている」のと「考える」のとでは、成長の度合いが全く違います…
PAGE TOP