テニス サーブ

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ファーストサーブ、セカンドサーブ関係無く「同じサーブを2回打つ」という作戦について考えてみる

目次

テニスの試合にたくさん出ていると、こういう相手と対戦する機会もあります。

ファーストサーブ、セカンドサーブをほぼ同じ力で打ってくる。

セカンドサーブでリスクを冒しているのでダブルフォルトが多い分、思い切ったサーブで攻撃してくるのでリターン側でもあまり強く踏み込んでいけない。

もしかするとアナタが実践している作戦かも知れませんが、まずはメリットとデメリットを整理してみましょう。

正直、私からはあまりオススメの作戦ではありませんが・・・。

 

ファーストサーブ、セカンドサーブ関係無く「同じサーブを2回打つ」という作戦について考えてみる

 


 

■練習するサーブが少なく、考え方もシンプルになる

2回のうち1回入ればOK、という感覚の作戦。

だからこそシンプルに、1種類のサーブを極めるように練習して試合でも実践していく。

試合中も、細かいことを考えないで良いのでサーブ以外の部分に集中できるかも知れません。

また「リスクを負っている」という認識もあるでしょうから、良い意味でダブルフォルトもあまり気にしない。

それくらい思い切った作戦、メリットはそれなりにあると思います。

 

■0-30、0-40となると・・・さすがに苦しいかも

ポイントで先行できているときは良いのですが、先行されると苦しいのがこの作戦。

ダブルフォルトを気にしないと言っても、ブレイクポイントではやっぱり確率性重視でいきたい場面もある。

特に相手がリターンのタイミングが合っていないとき、実力的にそんなに強いサーブが必要無いときは、もったいないなと感じる場面もあります。

状況に応じてサーブを変える・・・というのも、本来であればテニスの試合に求められる要素だと思います。

 

■思い切って「ファーストサーブを2本」打ってくる相手に対しては?

実際に試合で相手にしたときには、まずはしっかり相手コートに返球していくことが大事。

こういう作戦を実行してくるということは、サーブに自信がある選手が多いでしょうから、サーブポイントで終わらないこと。

相手に流れを渡さないという意味でも、しっかりラリーに持ち込む意識は大事です。

セカンドサーブが強力でも、慌てないこと。

逆に「サーブの強さは1種類」と割り切って、早く慣れてしまいましょう。

 

こういう作戦を実行してくる相手は、ある意味テニスのセオリーを無視している。

自由奔放、気ままにプレーしているので予測がし辛い。

そんな印象を持つかも知れません。

ですが試合では、そんな相手にも勝っていかないと上を狙えない。

まずはしっかり、対策と心の準備をして、試合が始まっても慌てないようにしておきましょう。

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