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試合は緊張する。
だからこそ面白いし、勝ったときに嬉しい。
特にテニスは、引き分けというのが無いスポーツ。
タイブレーク制度で、最後は強引に決着を着けてしまう残酷なもの。
そこに潜む「プレッシャー」について、試合以外の時間で考えておくことはたくさんあるかも知れません。
実際の試合になったときに、もしかするとその準備が、アナタ自身を助けてくれるかも・・・。
今回は3つに分けて、テニスの試合における「プレッシャー」について考えてみます。
テニスの試合に出るとき、「自分にかかるプレッシャーの種類」を把握しておくと大舞台でも対応できます
1.試合会場でのプレッシャー
団体戦では、アウェイな雰囲気になることもしばしば。
相手の応援団が圧倒的に多い状況で、アナタはテニスをしたことがありますか?
毅然とした態度で、セルフジャッジもしっかり出来ますか?
こういった雰囲気になれるのには、トレーニングが必要。
他スポーツの観戦に行って、あえて「相手側」の席を体感してみたり、練習試合で「相手のみ応援される」みたいな経験を積んでおくのも良いでしょう。
後は、全て「自分の応援」だと思い込んでしまうのも手。
いずれにせよ、テニスの試合で勝ち抜くうえで「会場」からは何かしらのプレッシャーがかかるものだと認識しておきましょう。
2.対戦相手からのプレッシャー
試合巧者の相手、上位のシード選手は、はっきりとアナタにプレッシャーをかけてくる。
それはネットプレーであったり、ポイント間で時間を取ったるする、細かいことかも知れません。
彼らは、勝つ為には「相手にプレッシャーをかけて、ミスをさせる」ことが一番効率的だと知っているのです。
であれば、それを跳ね除けるような考え方と技術が必要。
攻撃に対しても冷静に、客観的に判断して逆にアナタがプレッシャーを相手にかけていく。
この心理戦に勝利しなければ、試合で勝ち進むのは難しいでしょう。
3.自分自身へのプレッシャー
試合で何か上手くいかない、スコアが離れていってしまう・・・。
そんなときに、自分自身へのプレッシャーで押しつぶされてしまいそうになった経験はありませんか?
「あんなに練習したのに・・・」と、悔しい想いばかりが湧いてきて試合どころではなくなってしまう。
それでは強いテニス選手にはなれません。
自分自身にプレッシャーを感じたときには、大きく深呼吸をして「今、出来ること」に目を向けてみましょう。
目の前の1ポイントを、まずは必死で獲りにいく。
良いプレーが戻ってくれば、自信が戻りプレッシャーからも解放されるはず。
楽しんで自分と会話できるくらい、このプレッシャーを味わってみて下さい。
「メンタルの弱さ」は、具体性の無さから生まれます。
誰しも、しっかり整理して準備出来れば、試合中も冷静になれる場面があるはず。
もちろん、それでもプレッシャーに負けてしまうことはあるでしょう。
でもそれならそれで、新しい対処法を考えるだけ。
プロ選手だって、みんなこのプレッシャーと戦っているのです。
さぁ、逃げずに戦う準備を仕込んでいきましょう!