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普通に陸上競技でトラックを走る走力と、テニスコートを走る走力とは全く別物。
何となく分かってはいるけど、でも実際に速くなるにはどうすれば良いか・・・悩んでいる人も多いですよね。
テニスにおいてフットワーク、機敏さを考えるときには常にラケットを身体でどう扱うか、がポイントになります。
「テニスラケットを持って、コートを全速力で走って打つ!」為には、脚力と同時に技術と考え方が必要です
■ラケットを持って全力で走る難しさには、工夫が必要
ラケットを持ってコートを全力で走る、しかも急停止急発進の繰り返しがテニスには求められます。
ここで何が必要か・・・と考えると、まず走り出した際にはしっかり腕を振りたい。
ラケットはどう持てば良いかと考えると、ラケットヘッドを立てて、手首と90度の角度を作っておけば走りやすいのです。
これは、リレーのバトンを持つような感覚ですね。
プロ選手の走っている動画も参考になりますので、ぜひラケットの持ち方に注目して観てみて下さい。
■ラケットは身体の向きを保つのにも使える!
実際に激しく横に振られた際に、ラケットは身体のバランスを保つことにも使えます。
身体が傾いて、その際にラケットをコートに立てて、身体が流れ過ぎないようにして使えることは、あまり知られていません。
ラケットヘッドでコートを触り、杖のように使うことも実は有効なのです。
ラケットが傷ついてしまう可能性が高いので、あまりやりたくないな・・・と思う方もいるかも知れませんが、大事なポイントではこういったテクニックも試合で求められてきます。
■テニスという競技はフライングOK!ポジションとステップで走力をカバーする意識は大切
テニスは相手が打つ前に動いてOK。
しかもステップはどんな形で工夫してもOK、という競技です。
この汎用性をアナタ自身がしっかり使えているかを、しっかり考えましょう。
スプリットステップに関しても、片足・両足の両方でしっかり出来ることが大切。
走力に自信が無い人は、いかに早いスタートを切れるか、走る距離を短くできるかを考えましょう。
今回ご紹介した、走るときのラケットの角度を考えるだけで、かなり走力は上がるはずです。
ラケットヘッドを前に突き出していくようにして走り、ボールにしっかり近づいてから打つフォームに入ること。
よく最初から両手バックの方が両手でラケットを持って走る光景を見ますが、これは非効率的。
しっかりまずはボールに向かって、速く移動する!
テニスの試合で強い、フットワークが良い選手をぜひ参考にしてみて下さい。