未来の高校生の、肩を守る。
こういう背景もあり、高校野球ではピッチャーの球数制限が議論されています。
これは、非常に大事なテーマであり、問題定義だと思っています。
野球だけじゃない、私はテニス選手にも必要な考え方だと思いますよ。
それは、若い方だけじゃない。
学生の未来を守る、というよりも、私たち社会人、ベテランテニスプレイヤーにも大事な考え方なんです。
私もそうですが、35歳を過ぎたくらいから、身体の異変を感じるようになりました。
怪我、とまでいかなくても、肘が痛い、腰が重い、膝に違和感がある…みたいな感じ。
みなさんも、経験ありませんか?
これは、色々な要素があると思いますが、「正しいフォームで、正しい量を練習する」という意識が低い、というのが大きな要因。
大人の方でも、長時間の練習を行う方は多いですよね。
熱心だからこそ、テニスに真摯に取り組むからこそ、ですが、「正しい量、正しいケア」はしっかり行う必要があります。
球数をただ打てば良いだけじゃない、量より質。
それはまさに、試合に向けた実力アップ、に直結する訳ですから。
長時間の練習のリスクは、怪我だけじゃありません。
体力が付くようで、実は私はそうでも無いと思っています。
なぜなら、人は温存するから。
2時間なら2時間、5時間なら5時間、と人は自分で考えて準備します。
序盤から温存して5時間、ダラダラとする練習に意味は無い。
しっかり、身体も頭もフル回転で質の高い練習、をするのが試合により近いから強くなれる。
みなさんも、肌感として理解出来るはず。
テニスも野球も、まだまだ量から質へ、大胆な改革が必要でしょう。
球数制限は、あくまで問題定義。
それは、高校球児へ向けたものだけではありません。
私たちの、テニスに対する姿勢にだって、全て活かせるもの。
量より質、本質主義、怪我を防いで客観性と未来のあるテニスを創っていく。
T-PRESSは、そんなみなさんの力になれるように、これからも頑張ります!
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