テニス センス

ダブルス

失点に対する共通認識、がダブルスペアと出来ているか?

目次

ダブルスの試合で、良いペアってどんなペアでしょう?

色々あると思いますが、ダブルスの試合の現場でこれが出来ると強い。

なんだか、失点てどちらかが謝るだけで、なんとなくあやふやになったりしませんか?

強い相手は、そういう小さい隙を見逃してはくれない。

失点について、もっとペアでシビアに考えていくことが大事だと思いますよ。

 

失点に対する共通認識、がダブルスペアと出来ているか?

 


 

1.何となく謝って終わり、になってない?

これは、危険です。

ダブルスの試合、失点しても「ごめんねー」で終わってしまう。

これでは、なかなか次のステージに進めない。

失点した後でも、しっかりと言葉を交わす。

何をしようとしたのか、その失敗は本当にケアレスミスなのか、次はどうするのか・・・?等。

失点したことは、何も悪いことではありません。

でも、その認識が違うとペアではすごく歪みが生じやすい。

例えば、一番多いのはこんな例です。

 

2.「すごく大事」なポイントか、「捨てて良い」ポイントか

ダブルスペアって、この認識が違うと致命的なんです。

例えば、ゲーム開始の2ポイント。

この頭の2ポイントが、私はすごく大事だと思って試合に臨んでいます。

サービスゲームなら30-0、リターンゲームでも出来れば15-15にしておきたい。

でも、ペアが同じように重要性を感じていないと、ゲームの最初ですし「何となく」でミスしてしまうんですよね。

プレッシャーをかけるつもりは無いですが、「最初の2ポイントが大事なんだ!」ということを、ペアで共通認識として持てているかどうか。

これってすごく大事、だと私は思いますよ。

じゃないと、「何やってんだよ!」となりますからね、言葉に出さなくても。

 

3.攻撃的なミス、は大歓迎でいこう

これも何度も書いて来ましたが、ペアで共通認識を持てていれば強い。

ミスして良い、という訳ではありません。

「ミスしても、自分たちのペースなんだ」と思えるじゃないですか。

そう思えたら、実はプレッシャーも無くほとんどのショットは上手くいく。

それがテニスですし、強いペアのプレースタイルです。

ペア同士で、「同じイメージ、価値観でプレーしている」という意識があるから、心強い。

ミスしてひたすら謝っているペア、会話が少ないペアは、まず勝てないでしょう。

 

4.全ポイントは取らなくて良い、という共通理解

私が普段、ダブルスの試合をしている時にはこれも会話に入れています。

「次のポイント、落としても良いよ」と。

例えばリードしていて、ゲームポイントが3本ある時。

「2回回って来るから、どっちか取れば良いしね」という感じで、話しかける。

2回のうち1回、という言葉で救われるかどうかは分かりませんが、私のペアには効果大でした。

みなさんが普段組んでいらっしゃる方、の性格もあるでしょう。

全ポイントを取る必要は無い、ただここでの失点は避けたい、というような共通認識を、どんな言葉で伝えるのか。

ぜひ、試合以外の場所でも話してみて下さいね。

 

ペアとの共通認識、コミュニケーションを深めたい。

そう考えている方は、ぜひテニスコート以外でもテニスの話、してみて下さい。

「30-30のようなカウント、どう思う?」という漠然とした質問から、どう自分たちが戦っていくのか、について。

ふとしたことで、何を考えているのかが分かったりして、面白いですよ。

ピックアップ記事

  1. 10/31(木) 涌井コーチ 女子ダブルスレッスン&ゲーム会 in世田谷…
  2. 晴雨兼用のビッグパラソルは、テニス選手なら欠かせないアイテム
  3. 筋肉痛が毎回酷い人は、「フォームローラー」で身体の表面をほぐしてケアしよう
  4. 準備しておいて絶対に損は無い、試合会場でのトイレ事情について
  5. 男子シングルスの試合を戦い抜くなら、大量発汗にも耐えうるタオルチョイスを

関連記事

  1. テニス ダブルス

    ダブルス

    ミックスダブルスで女性に深くボレー、「ロブケアとセット」で考えること

    ミックスダブルスで、女性を攻撃していくときに気を付けたいこと。…

  2. テニス ダブルス

    ダブルス

    並行陣が上手くいかないペアに、ありがちな特徴5つ

    ダブルスの試合で、並行陣を頑張っている・・・けど、なかなか上手くいかな…

  3. テニス メンタル

    ダブルス

    「この1本なんだ!」という息を合わせていけるペアが、本当に強いダブルスペア

    試合で強いダブルスペア、それって技術的な部分だけじゃない。本当…

  4. テニス ボレー

    ダブルス

    ダブルスでの守備はセンターセオリーを徹底すれば、同レベルの試合に勝てる

    ダブルスの並行陣、皆さんはセンターを守る意識、どの程度あるでしょうか?…

  5. テニス ダブルス

    ダブルス

    ダブルスの試合で鉄壁な並行陣は、「センターの守り方」が優れているから抜かれない!

    この夏こそダブルスで並行陣にトライしたい、または並行陣の強いペアを倒し…

  6. テニス 戦術

    ダブルス

    ミックスダブルス、「女性側にボールを集められる」ことは想定内

    「またそんな、当たり前のことを」と思う方も多いでしょう。ですが…

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

CAPTCHA


特集記事

  1. ストローク

    「片手バックハンドのショートクロス」は切れ味を磨けば試合で超絶使えるショットに!…
  2. ダブルス

    ダブルスの試合で「ポーチをふかしてしまう・・・」人にお勧めのテイクバックと準備の…
  3. 戦術

    男子ダブルスのボレーは、振るより押し込みで
  4. テニス 雨

    その他

    「リーダー作り」テニス部の部活動に必要なリーダーの育成について
  5. 戦術

    相手のレベルに関係なく、攻めて勝とう
PAGE TOP