ストローク

「最初のショットをフォアハンド」で始められるような、工夫をしないと

サーブを打って、返って来たボールをドーン!

プロ選手では、お決まりのようなパターンですよね。

これ、サーブの威力だけじゃない、上手く考えられた配球なんです。

みなさんも、フォアかバックか、で言えばやはりフォアハンドが武器なはず。

いかにそのフォアハンド、からポイントを開始出来るか、を考えてみませんか?

 

「最初のショットをフォアハンド」で始められるような、工夫をしないと

 


 

1.必要なのは、逆算力

以前にヨーロッパのコーチの方の講演、を聞いた時に仰っていたこと。

「ヨーロッパのクレーコートは、本当に球足が遅い。だからサービスエースなんて、そう取れない」と。

プロ選手でもそうなんだから、一般の私たちはクレーコートではもっとサーブが難しくなる。

でも、ジュニアからこういう考えは浸透しているようです。

「いかに最初のボールを、フォアハンドで叩けるかが大事」と。

ここで優位に立つ為に、サーブは逆算して考える。

必要なのは、エースではなく「フォアハンドからラリーを開始する型」です。

 

2.回り込みという要素、は欠かせない

でも、相手だって普通はバックハンド、をリターンから狙ってくるはず。

アナタ自身も、きっとリターン側ならそう考えますよね。

どうやって、フォアハンド側にリターンを打ってもらうのか・・・というより、発想を変えましょう。

ゆったり、山なりなボールが来れば、フォアハンドに回り込むことが出来る。

いかに、相手にナイスリターンをさせないか。

態勢を崩れてもらうか。

これは、女性やベテランのみなさんにも必要な発想です。

 

3.正面、浅め、がキーワード!

サーブで相手を崩す、山なりな返球をリターンでもらう。

そのために、私が意識しているのはこれです。

相手の身体の正面を突くサーブ、それから、浅めのサーブですね。

私は右利きですが、スライスサーブをよく使います。

それを浅めに入れて、相手リターンの打点を低くする。

そうすると、当たり損ないだったりミスも増えるし、何よりリターンで強打が出来ない。

こちらがフォアハンド側を空けて待っていれば、必ず攻撃出来るはず、です。

 

4.ただ、この作戦も肝心のアレがまず第一

フォアハンド、しっかり打ててますか?

今回の作戦は、この大前提が無いと、なかなか試合ではポイント奪取につながらない。

アナタ自身、フォアハンドを武器にしていくこと、から逃げてはダメ。

バックハンドが好き、でも良い。

でも、だからと言ってフォアハンドから逃げてはダメなんです。

リーチが長い、そして将来性があり、伸ばしていけるのはフォアハンドの攻撃力。

まず、ここを第一に考えましょう。

しっかり打つ、そのために練習は欠かせませんね。

 

サーブを散らして、甘いリターンを引き出す。

これが出来れば、試合でもすごくリズムが出来て来ます。

シングルスの試合で球足の遅いコートでは、基本の作戦。

ぜひ、フォアハンドを磨きつつ、それを活かせるサーブも磨いていきましょう!

ピックアップ記事

  1. これからの梅雨の時期に、準備しておきたいラケバ用レインカバー
  2. 寒くなっても清潔感は保ちたい、テニスプレイヤーのみなさんに
  3. 何度でも消して使える、ウェアラブルメモはテニスでも使えそう
  4. 晴雨兼用のビッグパラソルは、テニス選手なら欠かせないアイテム
  5. スピンサーブ習得の秘密兵器に、「スピンサーブマスター」を使ってみない?

関連記事

  1. ストローク

    「試合になるとストロークが全部浅い!」人が変えていきたい5つのポイント

    普段は伸び伸び打っているのに、試合になると急にフォームが小さくなる。…

  2. テニス メンタル

    ストローク

    ベースラインにいて、「相手がネットに出て来ると力が入ってしまう・・・」人が意識したい4つのポイント

    ベースライン同士の打ち合いだと伸び伸び打てているのに、相手が動くと崩れ…

  3. テニス メンタル

    ストローク

    スライスストロークがいつも浅くなる人は、「ラケットを持つ腕の肘を曲げ過ぎ」な可能性が高いです

    ベテラン選手の中には、スライスを得意にしているプレイヤーの方が多い。…

  4. テニス スマッシュ

    ストローク

    軽く打ってるのに、なぜあの人のストロークには伸びがあるのか?

    軽く打っているのに、すごくストロークに伸びがある人。試合も強い…

  5. ストローク

    錦織選手のような、「空中で止まって見える」トップスピンロブを打つ為に必要な4つのポイント

    最近のプロテニス界で、改めて注目されているショットの一つに「トップスピ…

  6. テニス ストローク

    ストローク

    テニスの試合で厄介な「バックハンドが得意な選手」への対抗策5つ

    バックハンド側を狙っても、なかなかミスしない。そんなしぶとい選…

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

特集記事

  1. テニス ボレー

    ダブルス

    なぜテニスには、並行陣が必要なのか?
  2. テニス メンタル

    戦術

    プレッシャーをかけ続けてこそ、相手は疲労を溜めていく
  3. テニス 打点

    メンタル

    相手が「切れた」から、自分も「切れる」選手は、テニス選手として恥ずかしい
  4. テニス 守備

    ストローク

    テニスの試合では、「自分のショットが甘くなる」ことも想定して、素早く切り替えの準…
  5. テニス メンタル

    メンタル

    駆け引きで負けても、喰らい付くことの重要性
PAGE TOP