テニス ストローク

リターン

ウィンブルドンの試合、徹底して「リターン側」を参考にしよう

昨日のウィンブルドンの死闘、ご覧になった方も多いと思います。

前日の男子準決勝同様に、ファイナルセットで2ゲーム差が付くまで続いていく戦い。

ナダル、ジョコビッチ両選手の激しいラリーが凄かった印象ですが、やはりまず注目すべきはリターンでしょう。

この両選手はサーブも良いので、リターン側もある程度予測して、踏み込んでいく。

セカンドサーブになったら、攻撃的に。

私たちが見て、参考にすべきはこのリターン側の選手の動きや雰囲気、です。

 

ウィンブルドンの試合、徹底して「リターン側」を参考にしよう

 


 

1.私たちは、「名リターナー」を目指したい

ビッグサーバー、私も憧れました。

でも、実際試合でそうなれるか、と言えば難しい。

そこで30代になってから考えたのが、「名リターナーになろう!」ということ。

これなら、目指せるし、目指すことで試合に勝てるようになるんじゃないのか、と。

まだ道半ばですが、私自身はすごく手応えがあります。

リターンを工夫していくこと、は女性の方でもベテラン、シニアの方でもすぐに出来る。

そして、試合で効果を発揮してくれる大きな武器、を持てるようになるのです。

 

2.基本となるのは、ファーストとセカンドの「差」

これを、どこのどの程度付けるか、がまず大事。

相手のサーブの威力や特徴、を加味しながら、どこに立つのか、変えるのか。

ナダル選手は左利きですが、アドバンテージサイドからはセンターへのサーブもすごくコントロールが良い。

ですので、あまりリターンも外側に立てないんですよね。

このあたり、ジョコビッチ選手の駆け引き、はすごく参考になります。

センターを警戒していると見せて、ワイドに打たせてバックハンドリターンで攻撃していく。

動画をみなさん自身見て、「何をどこで、待っているのか?」を意識してみて下さい。

レベルは違っても、参考に出来ることはたくさんあります。

サーブ側は、見なくてOK。

徹底してリターンの選手だけ、を見ていくと面白いですよ。

 

3.スタートは同じ場所、トスアップ後に少し変える

相手サーバーも、打つ前にはコチラを見る。

ですので、動き出しの場所は基本同じ、ですね。

トスアップしてから、少しだけ左右前後に動いておく。

この少しの動きで、触れるサーブが増えるんです。

もちろん逆を突かれたら厳しいですが、しっかりと予測を立てて攻撃の準備をすること、は大事。

トスアップ後に、どう自分は動くのか。

この動き、が出来れば、リターンも強気でいけるんです。

ぜひ、プロ選手の試合を見る時には、このポイントを意識してみて下さい。

 

4.私たちの試合なら、セカンドサーブのリターンは大胆にいこう!

私たちの試合なら、もっと前で、大胆に。

プロ選手はセカンドサーブも強力ですし、バウンドも凄い。

でも、私たちの試合なら、リターン側にチャンスがありますよね。

だから、もっと大胆にいきたい。

前に入って、攻撃していく。

リターン側の選手の動きをじっと見ていると、すごく良いイメ-ジで試合が出来ると思います。

繰り返しますが、私たちは「名リターナー」を目指すのが吉。

試合に勝ちたいなら、リターンで差を付けていく意識、で練習していきましょう!

 

つい、サーブやラリーにばかり目がいきがちですが、大事なのはリターン。

サーブと同じ数だけ試合で打ちますし、これが良くないとラリーにもならないですから。

動画を見ながら、相手のトスアップ後の動き、をぜひ参考にして欲しい。

試合に強くなりたければ、リターンを磨いていきましょう!

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