テニス ボレー

練習メニュー

「速い攻撃」を習慣付ける試合形式の練習メニューとは?

今年も始まりましたね、ウィンブルドン。

この大会の特徴は、何と言ってもコートサーフェスに合った速い攻撃の応酬。

やはり「粘れない」と思って、どの選手も速攻型の攻撃が多くなってきますよね。

良い機会ですので、皆さんも「速い攻撃」について参考にしながら練習していきませんか?

 

「速い攻撃」を習慣付ける試合形式の練習メニューとは?

 


 

1.「あれ?シコラー推奨だったんじゃないの?」

と、こういう記事を書くと、必ずメッセージを頂きます。

T-PRESSはシコラー推奨、速い攻撃はミスが増えるし試合で勝てない、と言ってたじゃないか!と。

確かに、そういうリスクはあります。

でも、そもそもシコラーって・・・その粘りだけで勝ち上がれるほどテニスの試合は甘くない。

速く鋭く、攻める時は攻める!という気持ちが大事です。

要はメリハリ、ですよね。

今回は、ある特殊な「ルール」を設定することで、速攻型のプレーを嫌でもひねり出す。

これをテーマに考えていきましょう!

 

2.リターン側の選手は、「3球ボールに触れば得点」にしてしまう

サーブ側が、速攻出来るかどうか、ポイントを決め切れるかどうか。

この力を付ける為に、リターン側の選手にはある特権を与えます。

それは、「3球ボールに触る」ことが出来れば、その時点で得点になる、というもの。

3球目は、触って相手コートに入らなくてもOK。

なので、実質的にはサービスを打った側はエースで終わるようなイメージを立てないといけない。

これって、厳しい設定ですよね。

このルールで、普通に試合を進行していきます。

まずは4ゲーム先取、くらいでシングルスの試合を仲間内でやってみて下さい。

皆さんなら、サービス側、リターン側でどう戦いますか?

ここでの発想力が、アナタのテニスを強く攻撃的にしてくれるはずです。

 

3.このルール、絶対的にサーブの精度が肝になる!

要はサーブの次のボールで展開・・・かな?と思った方、甘い。

まずこのルールだと、絶対的にサーブの精度が求められます。

出来れば、ファーストサーブで得意なコースではエース級のショットが欲しい。

「いやいや、自分はサーブを入れるのでいっぱいいっぱいだから!」という言い訳は、通用しません。

3球目を触らせない、この意識には「1球目から触らせないぞ!」くらいの気迫が必要。

そしてサーブ&ボレーも必須ですよね。

しっかりボレーで追い込まないと、3球目を触られてしまう。

サーブ側からの攻撃のバリエーション、嫌でも身に付くはずです。

 

きっと、こういうルールで試合をやってみると分かるはずです。

速攻の為に、何が必要なのか。

当然、実際の試合ではもっとラリーが続いてポイントを獲れれば良い。

でも、今回の練習を事前にやっていくことで、きっと楽に感じるはずですよ。

「試合って、楽だな・・・」そう思えたら、強くなれた証拠です。

ピックアップ記事

  1. アディダス テニスシューズ バリケード JAPAN がアシンメトリーで最高にカッ…
  2. ミズノ社製のアイスマットを使えば、夏場の厳しい試合も乗り越えられるはず
  3. 読者ミーティング用にプロジェクターを買ったら、コスパ最高だった
  4. リアクションボールを使って、イレギュラーバウンドへの対応力を磨こう!
  5. 試合に勝つダブルスを極めたいなら、お勧めの一冊

関連記事

  1. テニス メンタル

    練習メニュー

    試合で出し切った選手じゃないと、練習で新しいことは身に付かない

    練習に対して意識が低い人。それは、試合の中でどこか出し惜しみし…

  2. テニス サーブ

    練習メニュー

    シングルスの試合で、「効果的なサーブ&ボレー」の使い方を身に付ける練習メニュー

    シングルスの試合は、ストロークラリー中心。なプレースタイルの方…

  3. テニス メンタル

    練習メニュー

    「必要性を理解していない練習」は、ただの作業である

    人って、同じことの繰り返しが一番楽。慣れて、こなせて、頭も使わ…

  4. 練習メニュー

    テニスの試合では、「攻撃しながらでも相手の反撃に備える」心の準備が大事です

    テニスの攻守は、切り替えが激しい。そもそもサッカーやバスケのよ…

  5. テニス サーブ

    練習メニュー

    「テニスを教えて欲しい」と周りから頼まれたら、それはアナタが成長出来る最高のチャンスです

    面倒くさいと思うのか、チャンスだと思うのか。学生の皆さんからす…

  6. テニス 夜

    練習メニュー

    難しいことは簡単に、簡単なことは難しく感じるようになっていく

    テニスって難しい。20年やってても、上手くいかないことばかり。…

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

特集記事

  1. テニス メンタル

    メンタル

    自分のテニスが上達しないのを「周りの環境のせいにしてばかりいる」人、いませんか?…
  2. テニス ストローク

    ストローク

    バックハンドは、肘を伸ばした打点でパワーアップ!
  3. ストローク

    テニスのストロークでは、「打点が低いと感じたら、しっかり高い軌道でクロス方向へ返…
  4. テニス 部活

    シングルス

    シングルスの試合の中で、「技術はあるのに、先にミスして自滅していく人」に共通する…
  5. テニス ボレー

    その他

    「プロテニス選手の試合は、ココを観ると自分に活かせる!」試合の観戦力磨いて強くな…
PAGE TOP