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「嫌われるのではなく、嫌がられろ」このニュアンスを間違えると、テニス界で干されます

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テニスは相手あってのスポーツ。

だから試合中は、自分自身のプレーをよくすることも大事だけど、対戦相手である相手のプレーを下げさせることも重要なのだ。

だから試合中に相手が嫌がることを仕掛けて、やりにくいなぁって思わせることを色々と持っていないといけない。

 

「嫌われるのではなく、嫌がられろ」このニュアンスを間違えると、テニス界で干されます

 


 

例えばスライスショットをずっと相手バックハンドに集め続けるとか、ネットプレーを急に混ぜるとか、わざとペースを乱すようなゆっくりのショットを使うとか、コースを隠したり騙したりすることも有効だね。

きっちりとコートの端から端へ打ち分けることももちろんOKだし、ゆっくりのクロスラリーから、一気にストレートへ速いショット・・・なんていうことがきっちり出来ることも嫌がれる。

でもそういった戦術的なこと以外にも、相手をイライラさせたり怒らせたりする方法がある。

 

それは、ケンカ腰で相手へクレーム付けたり、ジャッジを誤魔化したりする方法

そういった行為により、相手はテニスのプレー以外の部分に集中力を奪われて、実力を発揮できなくなることがある。

クレーム付けることは問題無いが、ケンカ腰で威嚇するのは恫喝である。

大いに問題だ。

ジャッジを誤魔化してポイント奪うのと同時に、相手にストレスを与えるのは当然ルール違反だし、これは許されない行為

しかしテニスの試合は、大きな大会以外は殆ど審判が付かないことを良い事に、こういった恫喝や汚いジャッジで試合を優位に進めようとする選手がいるのだ。

そういうことをする選手達は、そもそも始めからそういったやり方で強い選手になるつもりはなかっただろう。

でも、試合の中でそういうことをすることで、相手を効率的に潰すことが出来る・・・ということを学んでしまい、それを頻繁に使うようになったのだと思う。

でもそういうやり方を覚えると、間違いなく常習者になってしまい、段々と周りで「あいつは、ああいうテニスをするヤツなんだ・・・」と広まり、結果的には練習相手などやダブルスでのパートナー探しなどのテニス環境に影響が出て来る。

選手の場合は、スポンサーや所属先の関係にも響いて来る。
 



 

いつの世もどの年代もそういう選手がいるので、今後も恐らくそういった形で相手を威嚇したりジャッジの汚い選手は、いなくならないと思う

なので、そういった相手に対応する対処方法を考えておく必要性と、自分自身もそういった行為に走らないようにしなきゃいけない。

正々堂々とテニスの戦術や技術で対決して負けた場合、相手に対して「悔しい!」と思うが尊敬の念は生まれる。

でもそうじゃなくて、汚いテニスで負けた場合は相手に対して「憎悪」を感じる。

これは本当に悲しい事である・・・。

相手には嫌がれなきゃいけないが、嫌われないようなプレーを心掛けよう。

目の前の勝利よりも、もっと大事なことを失うぞ。

 

■引用元
元プロテニスプレイヤー 高西ともからのメッセージ

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