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人は、何かの大きな壁にぶつかったときに、その人の「生き方」が分かれるような気がする。
少し大げさですが、テニスの試合でも一緒。
絶対絶命、相手のマッチポイントや自分のブレイクポイント、でどう決断して挑むのか。
私は、「笑ってみる」という感覚、大事だと思っています。
試合中の絶体絶命の場面で、笑うこと
1.悲観的に準備するけど、実行は楽観的に
何度も書いてきましたが、テニスの試合、出来るだけ準備に全力を費やしたい。
だからこそ、すごく悲観的になるんですよね、試合前に。
「相手がこう来たら、こうやって・・・でも、それも対応されたら・・・」と、悲観的に準備する。
でも、いざ本番、それも自分のピンチの場面になったら、あえて「楽観的になる」ことも大事。
笑って、思い切って、自分を信じる。
そう思えたら、自然と笑顔になれるはずです。
2.ピンチが自分を強くする、成長させてくれる
試合の中で強くなっていく、とはこういうこと。
大きな試練、壁を、しっかり感じて乗り越えていく。
そういう経験が、テニス選手を成長させていく。
だからこそ、試合の中では長期的な視点で「今日もピンチを、ありがとう!」という気持ちを忘れずに。
悲観的に捉えていても、笑顔になれませんからね。
試合の中でそういう経験、が出来ることにまず感謝してみる、こともテニス選手としては大事な視点です。
3.絶対絶命の場面は、自分のチャンスでもある
自分を成長させてくれるチャンス、と同時に、まだ試合に勝つチャンスもある。
だって、相手の最高のチャンスをつぶすことが出来れば、自分に絶対にチャンスが来る。
だからこそ、笑えるんですよね。
笑って、相手と逆の立場になってやろう、マッチポイントを握り返してやろう、と思っておく。
そうやって勝つ試合って、最高に楽しいですからね。
もちろん、結果的にそのまま負けてしまうこともありますが・・・その時は、しょうがない。
そのことだけは、覚えておいて損は無いでしょう。
笑顔は、運を引き寄せる。
そして相手に、どこかプレッシャーを与えてくれる。
手負いの熊、が笑顔で待っていると、嫌じゃないですか。
そんな自分を見て、早くトドメを刺そうとして焦って・・・くれるかも知れませんしね。
笑顔って、やっぱり力がある。
ピンチでニヤっと笑える、そんな選手になってみて下さい。
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