テニス ダブルス

ダブルス

なぜおじさん、おばさんのダブルスは並行陣主体なのか?

テニスの面白いところって、年代で垣根なく試合が出来る、勝負出来るということ。

学生の皆さんも、草トーや一般大会ではおじさん、おばさん・・・大変失礼な言い方ですが、こういった年配の方と試合をやることも多いですよね。

雁行陣ではなく、並行陣。

なぜ、年齢が上のプレイヤーのダブルスは並行陣が多いのか?

アナタは即答出来ますか?

 

なぜおじさん、おばさんのダブルスは並行陣主体なのか?

 


 

1.即答出来ないなら、考えよう

まず、自分で考えてみましょう。

私が答えを提示しても、それは一つのアンサーでしかない。

絶対的な答えなんて、ありません。

ベテランプレイヤーは・・・なぜ、並行陣でネットプレー主体になるのか。

そこには、テニスならではのルールと、体力的な問題が背景にあります。

ここを自分なりに整理しておけば、相手がなぜ「その陣形で挑んで来るのか」が分かる。

これが分かると、テニスは凄く試合で戦いやすくなるのです。

 

2.並行陣は「前のスペースを潰す」ことが出来る陣形

年齢が上になると、やはり脚力は衰えてくる。

ダッシュ力が無くなると、縦に長いテニスコートでは前に走るのが辛くなるんですよね・・・。

ノットアップ、つまり2バウンドでの失点を防ぐために、なるべく前に出る。

でもそうなると上が・・・となりますよね。

だからこそ、並行陣でも少し下がり目、サービスライン付近でのプレー、が増えるのがベテランテニスなんです。

縦半分、コートの真ん中、であれば守備範囲も広い。

テニスはノーバウンドで打っても、ワンバウンドで打ってもOKなルールですから、それを最大限に利用するテニス。

ですがここには、ある問題が・・・あるんです。

 

3.高いレベルでの判断力、が求められる

サービスライン付近では、皆さんどうですか?

まずボレーなのかストロークなのか、ハーフボレーなのか・・・瞬時に判断して、準備しないといけない。

この判断が遅れる、苦手だから、なかなかプレーが安定しない人が多い。

逆に判断力さえ身に付けてしまえば、この辺りはデッドゾーンではなくドリームゾーン、になります。

ベテランの皆さんは体力の衰えを技術と経験でカバーしている。

だから若手相手、にも強い。

そう簡単に勝てる、と学生の皆さんは思わない方が良いですよ。

 

並行陣の強さは、そのポジショニング。

一発の強さはなくても、安定感がある。

学生の皆さんも、ぜひ機会があれば年配の方、ベテランの方とどんどん試合をしていきましょう。

きっと自分たちに活かせるヒント、もそこにはあるはずです。

 

今回のまとめ

経験豊富な並行陣ペアは、体力の衰えをポジショニングでカバーしている

 

ピックアップ記事

  1. テニスの試合に持参するジャグボトルは、「サーモス スポーツジャグ 1.9L」くら…
  2. 寒くなる季節の変わり目に、テニスの試合で折り畳み式ブランケットは欠かせない
  3. 【プロトレーナーに聞いてみた!】痙攣対策とアミノ酸について
  4. バランスクッションを使って、テニス選手に必要なバランス感覚を養おう
  5. テニスの壁打ちをする場所が無い・・・人は、「リバウンドネット」を設置してみない?…

関連記事

  1. テニス ダブルス

    ダブルス

    テニスのダブルスの試合を勝ち抜くために、ペアで連動すべきポイントはどこか?

    ダブルスのコンビネーション、何となく分かるような、分からないような・・…

  2. ダブルス

    ダブルスの試合で「後衛の前にドロップショット」を打たれたら?

    テニスのダブルスの試合、よくあるケースだと思います。相手が意図…

  3. テニス ダブルス

    ダブルス

    「ダブルス並行陣を検討中のアナタへ」テニスの試合で強みを発揮するのはディフェンス力

    「ダブルスで並行陣を教えたいんだけど・・・」という質問を受けた。…

  4. テニス ダブルス

    ダブルス

    見せかけIフォーメーション、効果は絶大

    ダブルスでサーブからのフォーメーション。これは、難易度が高いと…

  5. ダブルス

    前衛のポジション、基本に終始してない?

    佐藤プロとの試合解説動画を作ってみて、気付いたこと。みなさん…

  6. ダブルス

    ストレートに流すことが、ダブルスでは攻撃になる

    ダブルスの攻撃、シンプルにこれで良い。特に、ボレー戦になった…

特集記事

  1. テニス メンタル

    メンタル

    素振りでも練習でも、「ラケットを振る回数はアナタの血となり肉となる」ことを忘れて…
  2. ボレー

    スライスやフラットの重たいストロークは、バウンドさせないのが一番
  3. その他

    「テニスだけでは身体に悪い」試合で勝てる身体作りに必要なトレーニングとは?
  4. テニス メンタル

    スマッシュ

    「ベースラインからのグランドスマッシュ」は、しっかり練習しておかないと試合で恥ず…
  5. テニス ストローク

    ストローク

    ストローク戦で相手のボールに押されていると感じるのは、「自分の打つ場所と打点がギ…
PAGE TOP