テニス リターン

Q&A

Q&A「周りに自分よりテニスが強い選手がいません・・・」

今日は、大学のテニスサークルの方からのご質問について。

同じような悩みを抱える方、多いんじゃないでしょうか?

こんな環境でどうすれば・・・と悩んでいる方は、少しでもヒントになればと思います。

 

Q&A「周りに自分よりテニスが強い選手がいません・・・」

 


 

1.「周りに自分より強い選手がいない」とは、客観的な事実か?

私の感覚では、まずここから怪しい気がします。

周りの全員と、10回試合をして10回完璧に勝てる、というのであれば納得できます。

ですが、こういう質問をしてくる方は、試合すら避けているケースが多い。

なんとなく経験もあるし、周りよりも良いショットを打っている「つもり」になっている。

厳しいようですが、自分が一番強いと思っているのは自分だけ・・・かも知れません。

自分自身で、そういう視点を持っておくことは大事です

 

2.それでも、自分が一番上手いのなら

出来ることはたくさんあります。

 

・あえて相手の得意なショットにボールを集める

・自分の得意ショットを封印して試合を進める

・0-15、0-30のようなハンディを背負って試合をする

・自分は一球もミスをしないと決めて練習する

 

といった感じで、自分に負荷をかけて練習することも出来る。

要は自分次第、です。

環境を変えても、自分で課題を創り出せない人は強くなれません。

本当に強くなる人は、周りも巻き込んで自分を成長させていく。

誰とでも、実力差に関係無く真摯に、テニスを通じて向き合う。

もしかしたら、この質問を頂いた方に欠けている部分ではないでしょうか。

 

3.「環境を変えろ!」と言い続けてきたけど・・・

私自身、反省しています。

このサイトでは、何度も「環境を変えることの大切さ」を書いてきました。

ですが、必ずしもそれだけじゃない。

今自分がいる環境で出来ること、を本当に精一杯やったうえで、新しい環境にチャレンジするのは良い。

ただ、自分より上手い人とテニスがしたい、というだけで飛び込んでも、きっと難しい。

今、自分より上手い選手が周りにいないと嘆いている人がいれば、「まず、今の環境で色々考えて、やり尽くすこと」をお勧めします。

視点を変えれば、まだまだ出来ることはあるはずです。

 

今いる環境にいながらも、外部の刺激を受けることは出来ます。

それは何と言っても、試合。

草大会でも良いし、練習試合でも良い。

外部の人と「試合」という接点は、常に持ち続けるようにしましょう。

きっと試合さえ外で出来ていれば、練習の母体は変えなくてもあとは自分次第、ですよ。

ピックアップ記事

  1. 40歳からポリストリングにする、という選択肢を
  2. テニスに必要な筋力トレーニング、リストウェイトが効果的です
  3. 体幹の筋力アップに、意外とリーズナブルな「シットアップベンチ」を1台どうですか?…
  4. 【プロトレーナーに聞いてみた!】痙攣対策とアミノ酸について
  5. テニスのフットワークを支える足元の秘密は、スーパーフィートのインソール

関連記事

  1. テニス 練習

    Q&A

    Q&A「テニス弱小校の僕たちに、練習メニューを考えて欲しい」

    今日は、Twitterで頂いたご質問より。中学、高校での部活は…

  2. テニス メンタル

    Q&A

    Q&A 「試合中にダブルスのペアと、どんな会話をすれば良いか分かりません」

    今回頂いた質問は、 「試合中にダブルスのペアと、どんな会話をすれば良い…

  3. テニス テニスノート

    Q&A

    読者のみなさんよりアンケートで頂いたお悩みに、私なりにお答えさせて頂きます Vol.1

    今回は、先日のアンケートでご質問頂いた内容や、みなさんのお悩み、に私な…

  4. テニス ラケット

    Q&A

    読者のみなさんよりアンケートで頂いたお悩みに、私なりにお答えさせて頂きます Vol.2

    前回に引き続き、アンケートにて頂いたご質問にお答えしていきます。…

  5. テニス ミス

    Q&A

    Q&A「強くなるために、プライドは持った方が良い?持たない方が良い?」

    アンケートにお答え頂いたみなさん、ありがとう御座いました!お忙しい…

  6. テニス ダブルス

    Q&A

    Q&A「ダブルスでの陣形、並行陣とダブルス前衛って、何が違うの?」

    今回は、年末に頂いたご質問について、お答えしたいと思います。学…

特集記事

  1. メンタル

    反応を鍛えているうちは、人生もしんどい
  2. テニス サーブ

    戦術

    勝ち始めたら、対策されるのは当たり前
  3. テニス ダブルス

    ダブルス

    ダブルスの試合、「客観的に観れば誰か一人が仕切っている」試合が多い
  4. テニス メンタル

    フットワーク

    フットワークの視点から考えたら、「サーブ&ボレーって、めちゃくちゃ難しい技なんじ…
  5. テニス 上達

    メンタル

    追い詰められた時こそ、自分のテニスの殻を破るチャンス
PAGE TOP