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Q&A「テニスを強くなりたい人、楽しくやりたい人」が混ざっているテニス部はどうすれば良い?

目次

今回は高校のテニス部主将の方から頂いた質問。

テニス部の部活動に関わらず、サークルやテニススクールでもよくある悩みですね。

 

Q&A「テニスを強くなりたい人、楽しくやりたい人」が混ざっているテニス部はどうすれば良い?

 


 

■テニスの実力差はあっても良い、ただし・・・

どんな集団でも、実力差は生じてしまいます。

プロのスポーツチームでも、実績や年俸も違う人が集まり、一つのチームとして勝利を目指しています。

ただし、特に学校の部活動という主体的に自分の意志で参加している場では、「意欲の差」があるとチームとして難しい。

「テニスは強くないけど、これから強くなりたい!」と本気で考えている人なら、今実力がある人と練習しても大丈夫。

しかし「別に強くなりたい訳ではなく、楽しくやりたい・・・」と考える人は、チームとして切磋琢磨するのは難しいかも知れません。

 

■テニスの楽しさとは何だろう

「ただ、楽しくやりたい」と考える人、中学・高校の部活だけでなく、社会人の方でも多いですね。

改めてテニスの楽しさ、とは何でしょうか。

そう考えたときに、ただボールを打っているだけで楽しい、と感じる人は少ないはず。

「出来ないことが、出来るようになった」

「試合で手も足も出なかった人に、ポイントが獲れた、勝てるようになった」

こういう上達こそが、テニスの一番の醍醐味です。

それを感じる為には。練習から結果を出す、成功するという体験が必要。

これを味わってもらうのには、上級生の工夫が必要です。

「仲間と競い合うことが楽しい」という雰囲気作りを、一度上級生を中心に先生も交えて話し合ってみてください。

 

■楽しい、は創れる!そして必ず強くなれる!

何度かこのサイトでも紹介してきましたが、練習を工夫することで楽しさは創れます。

まずは「競争性」を持って、ゲーム感覚の要素を練習に入れる。

そして常に「新しい技術の習得」に、テニス部全体で取り組むこと。

教えてくれる先生がいなければ、自分たちで本や雑誌を読んだり、ネットの動画にもヒントがあるでしょう。

強豪校の練習を見せてもらうのも良いかも知れません。

テニススクールに通っている子がいれば、練習メニューを盗んで考えてもらいましょう。

なるべく全員が納得したうえで、「今この練習が必要なんだ」という共通認識を持って貴重な部活動の時間を過ごすようにしましょう。

 

今回質問頂いた方、ありがとう御座います。

きっとこういった悩みは、テニスに限らず今後社会人になって働く立場になっても、必ず出てくるでしょう。

ただ、「あいつはやる気が無いから、仕方ない・・・」と考えるのではなく、アナタ自身が変わって行動を興すことがはじめの一歩。

厳しいと感じることもあるでしょう。

まずは周りの部員のみんなと少しずつ話すことから始めて、一人の力ではなく、多くの仲間の力で良い環境を創れるように意識してみて下さい。

応援しています!

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