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ダブルスはコートに4人いる。
でもボールは一個だ。
当たり前か。
4人のうち一人しかボールを打たない。
じゃあ他の3人は何をする?
「打ってない人たちも仕事しろよっ!」テニスのダブルスの試合で勝つには絶対必要な意識
打つ人のパートナーは、打ったボールが有効打なら、更に攻撃を仕掛ける為にフォローをするだろうし、甘ければディフェンスをしないといけないので、打とうとしているパートナーの余裕の度合い、それから相手選手二人のポジションなんかをチェックしないといけない。
打とうとしている選手の相手は何をしないといけない?
まずボールを打とうとしている相手選手の正面に立っている人は、その相手にプレッシャーをかけないといけない
ボールを打とうとしているんだから、それを集中させないように動いて存在感をアピールする事が必要。
じゃあボールを打つ人に対してクロスに立っている選手は何しよう。
正面に立っている選手は一生懸命動いてプレッシャーを掛けてくれているとすれば、その頑張ってくれている選手の後ろを手堅くカバーしてあげよう。
「お前が後ろをロブで抜かれても、ちゃんと俺がいるよ」
そうアピールしながらポジション取ってあげると、パートナーは安心してプレッシャーを自分の正面の打とうとしている選手に掛けられる。
こう考えると、ボールを打つ人以外もけっこう忙しいでしょ?
この「打っていない」時の働きがないと、試合は勝てない。
だってこれが出来ないと相手選手はノープレッシャーでやりやすいから実力を発揮し易しい、味方もプレーに集中出来なくなる
打つ技術ってなかなか上達難しいけど、こういう打つ時以外の動きや相手への見せ方って、覚えればすぐに出来るでしょ?
上手い人達のボール打っていない時の動きを是非観察してみて。
もちろんシングルスも大事だから、しっかりチェックしておこう。
■引用元
元プロテニスプレイヤー 高西ともからのメッセージ