テニス サーブ

サーブ

サーブのコースの打ち分けは、厳し過ぎないで全然OK

サーブを簡単にリターンされて、苦しいという方。

きっと、サーブのコースを完全に相手に読まれてると思うんですよね。

意識したいのは、厳しいコースではなくても、打ち分けられることが大事だということ。

相手からすると、これだけでも嫌なものです。

特に、強い相手ほど気にして警戒してくれますからね。

 

サーブのコースの打ち分けは、厳し過ぎないで全然OK

 


 

1.選手には、2通りしかいない

私は、試合でこう考えています。

サーブについては、2通りの選手しかいない。

1人は、サーブを打つコースを狙っている選手。

もう1人は、狙っていないで入れることで精いっぱいの選手。

試合に出ているみなさんなら、相手のサーブの雰囲気を見て感じることが出来るはず。

狙ってる選手って、やはり嫌なモノなんですよ。

厳しいコースに入らなくても、コースを狙っているという事実だけで嫌。

実際、甘くてもコースを散らされるとリターンは辛いですからね。

 

2.7対3、くらいでちょうど良い

これ、何の比率だと思いますか?

サーブのコースの比率、です。

センター7割、ワイド3割、が私の中での基本。

ですので、3球に1球は、ワイドへの見せ球を用意する。

このワイドへのコース、全然厳しく無くて良いんです。

相手に、「こっちもあるよ」と見せるだけ。

それだけで、7割のメインとなるセンターへのサーブが効いてくる。

みなさんなりの比率、考えてみて下さい。

きっと、これに近い感じになるんじゃないでしょうか。

 

3.リターンはグリップチェンジが難しい

みなさんも、試合で感じませんか?

リターンは、グリップの準備がすごく難しい。

変えないで打つ人もいると思いますが、私は結構変えます。

基本フォアハンド側で待っていて、バック側にサーブが来たらグリップを大きく変える。

これがあるから、ミスの元なんですよね。

サーブのコースの打ち分けが出来ないと、相手にこのミスの元となるグリップチェンジを促せない。

待ってドカン、と打たれて終わりです。

そうさせない為に、ワイドへの見せ球のサーブが欲しい。

身に付けておいて損は無いですよ。

 



 

4.大事なのは、甘いコースでも狙うということ

まず、しっかり狙って打ち分けましょう。

甘いコースでも良い、得意なコースばかりに打っているよりも効果があります。

相手からすると、リターンで両方を待つってプレッシャーなんです。

このプレッシャーがあるから、前に踏み込めなくなる。

積極性を無くしてくれるから、サーブからチャンスを引き出せる。

自分が打ちやすいサーブ、ばかり打っていては試合で勝てない。

当たり前ですね、考えてみれば。

 

5.お勧めの練習法

まず、トスでバレても良いので、ワイドとセンターの打ち分けを練習しましょう。

自分が既にメインとしているサーブのコースは、どこなのか。

その逆に3球に1球打つ為に、最初はサービスラインの少し後ろくらいからサーブ練習、でも良いでしょう。

とにかく、狙ったところに打つという成功体験が大事。

コツとしては、スライスサーブとスピンサーブ、で分けるとコースの打ち分けもやりやすいでしょう。

右利きの方であれば、左側に飛ぶサーブはスライス、右側に飛ぶサーブはスピンだと打ちやすいはず。

ぜひ、意識して試してみて下さい。

 

スピンとスライス、両方身に付ける良い機会です。

ぜひ、コースを打ち分ける中で両方を練習してみて下さい。

やってみて出来ない、というのは出て来て当然。

最初からサーブの苦手意識ばかりが先立って、動けないのはもったいないですよ。

ピックアップ記事

  1. 雨が多い時期の試合は、防水スプレーは必須アイテム
  2. 5/7(水) 高西コーチ 女子ダブルスレッスン&ゲーム会 in 世田谷レ…
  3. テニスの試合で勝ちたい男子選手に、オススメのゲームウェア
  4. 【ご協力をお願いします!】テニス動画・プロ選手に関するアンケート
  5. 【重要です:視聴者アンケート】ご協力のお願い

関連記事

  1. テニス サーブ

    サーブ

    テニスの試合、「相手のリターン位置からサーブのコースを決める」ために必要な知識とは?

    自分がサーブを打つ時に、リターン側の選手のどこを見るか?まずは…

  2. テニス ボレー

    サーブ

    サーブ&ボレー習得に、必要な根気について

    テニススクールでは、中級以上で並行陣を習うケースが多い。ストロ…

  3. テニス 観察

    サーブ

    テニス試合の中でよく聞く言葉、「ダブルフォルトを活かしていこう!」って、口だけになってはいないか?

    体育会、サークル、に関わらず、団体戦でよくこんな言葉、耳にしませんか?…

  4. テニス サーブ
  5. サーブ

    テニスにおけるサーブこそ、一番多くの「失敗」が求められる技術である

    テニスにおけるサーブは、なぜか「失敗」ばかりが注目される。ダブ…

  6. テニス リターン

    サーブ

    安定感のあるサーブを目指すなら、「低めのトスアップ」をお勧めする4つの理由

    「なかなかサーブが上達しません・・・」というお悩みの声を、アン…

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

特集記事

  1. テニス 客観視

    サーブ

    ネットの高さより、審判台の高さを狙うのがナイススピンサーブ
  2. テニス ストローク

    その他

    テニスの試合で、「高い打点からしっかりストロークで攻撃していく為」に必要な4つの…
  3. テニス 戦術

    リターン

    試合でリズムを変えたければ、スライスリターンから
  4. テニス メンタル

    戦術

    陽射しが強い屋外コート、での戦い方は?
  5. テニス サーブ

    ダブルス

    ダブルスの試合でのサーブは、「いかに前衛を使うか?」に目的を絞るとダブルスらしい…
PAGE TOP