テニス シングルス

メンタル

テニスが楽しくない、というのは、ある意味楽しめている証拠かも

「最近、テニスが楽しくないな・・・」と、感じている皆さん。

すごく、分かります。

と言いますか、私自身も本当に「テニス、楽しい!」と思える瞬間なんて、年に数回あるか無いか。

でもこれって・・・私からすると、本当の意味で「テニスを楽しめている」ことなんじゃないかなと、思うんです。

ちょっとひねくれた発想かも知れませんが、テニスの試合に出続けて、勝とうという意志がある限り、楽しくないと感じるのが当たり前。

つまりは、自然なんだと、思うようにしています。

楽しめているからこそ、楽しくないと感じる瞬間がある。

これって、皆さんも近いモノがあるんじゃないですかね?

テニスが楽しくない、というのは、ある意味楽しめている証拠かも

1.「楽しくない」という感覚は、「楽しい」を知っているから分かること

今日の練習も、厳しいし・・・自分が打ちたいボールなんて打てないし・・・。

試合に出ては負け、悔しい想いしか残らない・・・。

確かに、楽しい要素なんて一つも無いですよね。

でも、何も考えないでただ漠然とテニスをしている人は、これを楽しいとも楽しくないとも感じない、でしょう。

アナタ自身が「楽しくない」と感じたなら、それはテニスは「楽しい」という要素を知っているから。

大事な試合に勝ったり、出来なかったことが出来るようになったり。

新しい出会いがあったり、発見があったり。

楽しいことを知っているからこそ、楽しくない、という感情も生まれてくるんでしょう。

2.「楽しくない」状態は、冷静でメンタルが安定している証拠

私が思うに、楽しくない状態って悪い状態じゃない。

すごく冷静にテニスに向き合えているし、試合でも良い判断が出来る。

逆に、「テニスが楽しい!」ときの状態って、すごく危険。

試合でも、勝てないんですよね。

楽しい感情に任せて、どこかで準備不足になったり、場当たり的になったりする。

だからこそ、少しテニスは楽しくない、と思えるくらいがちょうど良い。

何より、上手くなりたいと思って日々変えようとしている訳ですからね。

脳や身体には負担がかかって当然なんです。

3.自分に挑戦していくこと、それ自体が楽しいのがテニス

実際、テニスは辛いことばかりですね。

特に試合に出て勝つ為には、自分を否定し変えていかないといけないことばかり。

上手くいかないなら、自分のこだわりも捨てていかないといけないし、トレーニングだってキツイ。

でも、そうやって自分に挑戦していくこと、それ自体が楽しいとどこかで思いませんか?

きっと、読者の皆さんはその感覚に気付き始めているはず。

だから、このサイトをご覧になって頂いているんだと勝手に思っています。

テニスは基本、楽しくない。

だけどテニスを通じて自分に挑戦していく毎日は、楽しいし成長出来る。

そう思えた時点で、きっと試合にも勝てる選手になっているはずです。

4.何歳になっても、いつでもスタートラインに立ったつもりでテニスを

私自身、この気持ちを大事にしています。

色々楽しくないこと、だらけですが、最初にラケットを握ってボールを打った感覚。

試合に勝った感覚。

自分を乗り越えて、自分自身に打ち勝った感覚。

これを大事にして、毎日がスタートラインに立ったような気持ちでいること。

テニスはもちろん何歳からでも始められますし、むしろ社会人から始めた人の方が、純粋にテニスに向き合って上達も早い。

だけど、必ずテニスが楽しくない時は来る。

そんなときに、ふとこの記事でも読んでもらえたら、嬉しいですね。

私も毎日記事を書いていて、何度も「テニスの楽しさ」を伝えたいと思うんですが・・・。

どうやっても、「楽しそう」という雰囲気にならないのが苦しいところ。

友人からは、「お前のサイトは息が詰まるから見れない」とまで笑って言われます。

そんなサイトを見て頂いている、一人一人の皆さんに感謝です。

いつか・・・そうですね。

リアルに集まって、オフ会とかしたいですね。

あとは私以外の人も発信出来るような仕組み、も作っていきたい。

きっと、読者の皆さんとなら出来ると勝手に思っています。

楽天オープンで盛り上がっている最中ですが、私たちも目の前の試合、頑張っていきましょう!

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