テニス メンタル

戦術

普段の練習で「綺麗なテニスコート」だけに慣れていると、いざ本番のコートでは苦戦するかも

テニスの試合が行われるコートは、基本的には選べない。

会場に着いて実際に試合をしてみると・・・イレギュラーバウンドが多い、コートが凸凹、割れている・・・なんて経験、ありますよね。

これは結構、大きな問題。

アナタ自身、綺麗なコートで練習していると上手く対応出来ない可能性も高いのです。

 

普段の練習で「綺麗なテニスコート」だけに慣れていると、いざ本番のコートでは苦戦するかも

 


 

■オムニコートの普及が、大きく進んだ21世紀

ここ10年、20年で、オムニコートは本当に増えました。

以前はハードコートやクレーコートも多かったように思いますが、近年で作られたコートのほとんどがオムニコート。

足腰に優しく全天候型、しかもイレギュラーバウンドが少ないコートは、非常に重宝されているので当然と言えば当然。

ですが、当然長く使っていればバウンドも変わる、イレギュラーが起きやすい。

試合会場がハードコートなら、割れているようなコートも多いはず。

何か対策をしていないと、普段と異なる環境に戸惑ってしまう、実力を発揮出来ない可能性も高いです。

 

■ネットプレーという準備を、必ず持っておこう

極論ですが、自分のコートにバウンドさせなければイレギュラーも無い。

しっかりネットプレーという武器を自分で持っておけば、イレギュラーバウンドが多いコート、多いエリアは自分で防ぐことが出来ますね。

また、ハーフバウンドのライジングショットもバウンド直後のボールを捕らえるので、イレギュラーの影響も受けにくい。

下がり過ぎているストロークプレイヤーは・・・イレギュラーバウンドが多いと苦戦する可能性が高い。

しっかり自分のプレーの幅を広げておく、ことがこんな場面で助けになるでしょう。

 

■普段の練習から、不特定要素の環境の中でテニスを

じゃあ試合に備えて、イレギュラーバウンドする環境で練習しよう!なんてのは、無理。

無理ですが、不特定要素が含まれた状態での練習は、試合向きな選手を育成していく上で重要です。

雨、風の中でもしっかり練習しておく。

コードボールも必死で追ってプレーする癖を、練習からしっかり養っておく。

暗い、ボールが見え辛いような時間帯でも、たまには練習して目を鍛えておく。

文句ばかり言わずに、何事も試合につながっていると考えて、練習することが大事。

こういった経験は、自分たちで準備しようと考えないと絶対に実践出来ないでしょう。

 

試合は最高の環境、でテニスが出来るとは限らない。

普段から恵まれた環境でテニスが出来ていることが、どこかで弱点になる可能性もあるのです。

でもきっと、普段の意識をしっかり高い状態で保てれば、イレギュラーバウンドも怖くない。

何より怖いのは、それを言い訳にしようとするアナタの弱い心、それだけです。

ピックアップ記事

  1. 真夏のテニスの試合に必要な、熱中症対策のマストアイテム5つ
  2. 汗でグリップが滑りやすい人は、「Prince Grip Plus」がオススメ
  3. 夏の男性の日焼け止めは、「ギャツビー パーフェクトUV スプレー」が便利
  4. HEADラケットのスタンダードモデルを使い続けて、気付いたことまとめ
  5. 6/24(火) 涌井コーチ 女子ダブルスレッスン&ゲーム会 in テニス…

関連記事

  1. テニス ボレー

    戦術

    ラリーの中で、ボールを凝視してはいけない

    試合の中で、私自身が意識していること。「ボールをよく見て!」…

  2. テニス ボレー

    戦術

    格下相手こそ、焦らずチャンスを待とう

    試合をしていて、自分が自滅するような試合。「勝てる相手」に対し…

  3. テニス メンタル

    戦術

    言葉に出来ないことは、「考えていないのと同じ」だということ

    寡黙にテニスに、一生懸命。とても大事なことですが、私はあえて、…

  4. 戦術

    自分がしっかり満足出来るショット、なんて1試合で3球くらい

    試合前に考えること。色々不安になることもあると思いますが、逆に…

  5. テニス ストローク

    戦術

    ボールを諦めるのが早い選手は、相手を乗せやすい最高の鴨になる

    テニスの試合、諦めるのが早い選手っていますよね。遠くのボール、…

  6. 戦術

    取りに行くポイント、自分で決めよう

    テニスの試合で強い選手は、勝負所に強い。それは、自分で「この…

特集記事

  1. テニス スマッシュ

    スマッシュ

    スマッシュを安定させたいなら、「打ち終わりで、ラケットを持たない腕を胸の前に」を…
  2. ストローク

    「滑るの禁止!」テニスのストロークで使う技術としては最終手段として持っておくこと…
  3. 練習メニュー

    素振りとは、実は振る練習ではない
  4. テニス ボレー

    ボレー

    「ロブじゃない!って思ったら・・・」ネットへのダッシュが求められるスポーツ
  5. テニス 睡眠

    メンタル

    大事な試合の前日に、「目が冴えて眠れなくなってしまった・・・」ときに意識したい4…
PAGE TOP