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今年も箱根駅伝にて、往路優勝を果たした青山学院大学。
このチームの魅力は何なのか・・・と考えたときに、まずはその選手の明るいオーラと監督像。
個人競技でかつ、駅伝のようなチームで繋いでいくという種目には、きっとテニスにも繋がる要素がたくさん詰まっているはず。
今回は他種目から学ぶという視点で、大学陸上界に革命を起こすチームに着目してみましょう。
青山学院大学の箱根駅伝での強さを紐解けば、テニスに必要な要素も見えてくる!
■つい数年前まで、箱根駅伝とは無縁のチームだった青山学院大学
お正月の風物詩と言えば、箱根駅伝。
広島出身の私でも、毎年家族で朝からTV観戦というのが当たり前の日常でした。
そこで繰り広げられる戦いは、基本的には伝統校と呼ばれる数校が中心・・・のはずでした。
ですが去年優勝した青山学院大学、まさに新しい風を大学陸上界に吹かせていたような印象があります。
自主性重視、脱・体育会、元営業マンの監督、「チャラい=褒め言葉」・・・というメッセージからは、今までの厳しい体育会陸上部のイメージが全く無い。
それでも昨年から圧倒的な強さを持つチームは、出来てしまう。
その背景には、新しくも実益重視で効率的な監督の考え方が反映されていたのです。
■テニスにも必要な、選手個人の「表現力」
箱根駅伝で走るような選手は、どちらかと言うと寡黙で真面目、ただ静かに走り続けるというようなイメージ。
それでも、青学の選手たちはどこか違う。
自分の言葉でマスコミに接して、あえて注目されるような環境に身を置くことで、自分たちを強くしていく環境を創り出す。
これが出来る選手は、自分で強くなっていける。
テニスも同じです。
試合に強くなるテニス選手は、注目されるような環境に身を置いて、自分自身でプレッシャーをかけてステップアップしていく。
「黙って走っていれば、それで良い」と考えているだけでは、もはや時代遅れなのです。
■目の前にある「当たり前」を疑い、自分の信念を貫く
テニスの技術において、「当たり前」だと感じることを疑ってみる。
主体性と自主性があれば、何事も自分から楽しんで積極的に行動できるということを、青山学院大学の原監督は説いています。
かつて陸上選手として挫折し、左遷されたサラリーマン時代から這い上がった考え方には、現役のテニス選手はもとより学生の皆さんにもぜひ触れて欲しいものが多い。
アナタ自身、テニスで結果が出ない責任をどこか人のせい、環境のせいにしていませんか?
ぜひ一度、自分のテニスを自分の言葉にして見つめ直してみましょう。
自分に対する先入観を取り去ることが出来るのは、アナタ自身、ただ一人だけなのです。
「言葉」には力がある。
それは、アナタ自身の強さとなり、テニスの糧となる。
だからこそ、たくさんの言葉に触れて欲しい。
特に他の競技での「開拓者」には、テニスに必要な新しい視点がたくさん詰まっているはずです。
この著書、ぜひテニスで強くなり、勉強や仕事でも結果を出せる人になる為の要素が詰まっています。
現役選手の方、指導者の方全てにお勧めです。
明るく、そして強い選手になっていきましょう!