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皆さんが試合前に実施するウォーミングアップ、どんな「完成形」をイメージしていますか?
私はいつも、「最初の1ポイント目から、エンジン全開」になれる状態を作っておきます。
なぜならスタートダッシュには、フットワークが大事だから。
1ゲーム目って、意外と淡泊なポイントが多いので、注意が必要・・・だと思います。
試合前のウォーミングアップでは、「1ゲーム目、1ポイントから全開」を成功イメージに置こう
■「様子見」でミスすることは、もったいない!
1ゲーム目、皆さんはどんな意識で入っていますか?
私はハッキリしていて、相手を観察するためになるべく多くラリーする、色々なショットを打たせることを意識しています。
その為には、自分からミスをしていては話にならない。
ナイスショットは1ゲーム目はいらない、その代わりに色々なショットを70点くらいで打ち続けていくこと。
そう考えると、相手の攻撃を受け止めるためにも「全開のエンジン」が欲しい。
ウォーミングアップでは、1ゲーム目から走り回れるフットワークを作る、のが大前提です。
■大事なのは「反応速度」と「暖まった身体」
良いフットワークには、まず2つの要素を意識したい。
1つは反応速度。
相手のボールに対して脳から身体に指令を送る、反射速度を上げるようにウォーミングアップしたい。
もし仲間がいれば、指を左右上下に指してもらって、骨盤を反応させるトレーニングを入れる。
そして軽いランニングと、5メートルくらいのダッシュを繰り返して身体を暖めておく。
ストレッチで可動域を広げて、最後に腕を伸ばしてボールをキャッチ出来るような身体を作っておく。
これが出来ておけば、まず1ゲーム目からの変なミス、は少なくなるはずです。
■1ゲーム目、1ポイント目は絶対に獲るという意識で
試合の序盤って、何で安易に見られがちなんでしょうか。
最初のゲーム、最初のポイントを獲った方が絶対に試合の主導権を握れる。
そう考えると、マッチポイント並みに私は大事だと思います、ファーストポイント。
皆さんも経験無いですか?
自分のミスばかりで1ゲーム目を失って、そのままズルズルいってしまう・・・。
これは絶対に、準備不足なんです。
ウォーミングアップ、何となく行っているうちはテニス選手としてまだまだ未熟。
自分なりに、完成形のイメージを持ちましょう。
ここまで作ることが、ウォーミングアップ、と考えられるようになると、それがアナタのルーティンになって自信になる。
一度まとめてみて、次の試合会場でぜひ試してみて下さい。