目次
試合に勝てる選手は、記憶力が良い。
学生の選手でも、「さっきの試合について、どうだった?」と聞いてみても、驚くほどポイントを覚えている。
そう、もう全ポイントを記憶しているんじゃないかっていうくらい。
特に自分が獲ったポイントについては、しっかり記憶している。
なぜかと言うと・・・その記憶力こそ、試合に勝てる秘訣だと理解しているからなんですね。
試合に勝てる選手になりたいなら、「同じシチュエーションで自分が取ったポイントパターン」を覚えておこう
■良い形で取ったポイントは、無意識に相手も覚えている
自分が獲ったポイントは、相手も覚えている。
「本当に、覚えてるの・・・?」と思った方もいるかも知れませんが、頭で覚えていなくても身体が覚えている。
バックハンドのダウンザラインでやられた、スライスのドロップに反応できなかった・・・というのは、しっかり身体には記憶されているのです。
なので同じようなシチュエーションになったときには、「またアレが来る!」と、思ってしまうんです。
■自分でポイントを覚えていれば、「逆」が突ける
相手の逆を突くことは、テニスにおいて大事。
なぜなら厳しいショットでなくても、充分にエースが獲れる有効な攻撃になるからです。
逆を突くなら、その前のショットが「表」のショットになる。
それを覚えているからこそ、同じシチュエーションでその逆のショットが繰り出せるようになるのです。
■同じ構えから、最低2コースが打ち分けられるように
普段の練習から、この「逆」が突ける自分をイメージ出来ているかどうか。
シチュエーションごとに、最低でも2つのコースを自分で打ち分けられるように。
しっかり意識しておけば、本番の試合で身体が勝手に反応してくれるでしょう。
無意識に反応してくれるようになるには、高い意識での練習量が必要です。
パッシングショットなどのカウンターでも、こういった「逆」を突くショットが欲しい。
その為には、瞬時に自分の記憶と相手の状況を踏まえて判断しないといけない。
難しい、難しいからこそ練習しないといけない。
ショットの自力を上げる練習も大事ですが、しっかり打ち分けと記憶を使って試合を進める力、大事です!