テニス スライス

ストローク

試合の中で「相手を気にし過ぎて、ストロークが上手く打てない」人は、軌道をイメージしてボールを乗せるという発想で

私自身、試合の中で不安になると相手のことが気になる。

相手を観察する、のは大事ですが、ポジションを意識し過ぎて自分のストロークのスウィングが出来ない・・・という感じなると、試合にならないですよね。

特に中盤の競った展開で、急に不安になるとテニスは崩れていく。

相手のポジションを観ることは大事ですが、それよりも大事なのは「良いボールを打ち続ける」こと。

当たり前ですが、今回はそこに必要な意識について考えてみましょう。

 

試合の中で「相手を気にし過ぎて、ストロークが上手く打てない」人は、軌道をイメージしてボールを乗せるという発想で

 


 

■アナタは、「自分にとって80点のストローク」の軌道を説明できますか?

私は出来ます。

まず、ネットの2メートル上を通過し、ベースライン50cm手前に落ちる。

クロス方向へのストロークは、ベースラインよりもサイドライン寄りにボールが落ちて、バウンド後に延びていく。

この軌道をイメージして、その軌道に乗るようにボールを飛ばすことだけを意識する。

ラケットを振る自分の位置から、落下点までを赤い線で結んでみて下さい。

基本はまず、ストローク打点にしっかり顔を残すこと。

自分の打ったボールを、すぐに見ようとしない。

まずは自分でしっかりイメージを作れるか、が大事です。

 

■練習とは、80点の自分のショットのイメージを明確化すること

練習って、私はこれが大事だと思います。

自分にとって80点のショットを安定して打てる、「うん、いつも通りだな」と思えるように反復練習していくこと。

これが出来ていれば、試合中でも修正が出来ますよね。

練習から修正する癖が付いていないと、そりゃ試合の現場で出来る訳が無いんです。

試合中に融通が利かない、人はまず練習から危機感を持って「修正の習慣」を養いましょう。

 

■「今日は調子、悪かったなー」で練習を終える人たちって・・・

試合で負けて、「すみません、調子悪かったです」という言い訳、する人いますか?

練習試合や個人で出ている試合なら良いでしょうが、それでも私は嫌ですが・・・。

大事な公式戦、しかも団体戦のような試合では、「ふざけるなー!」となるのが当たり前。

でも普段の練習から、「調子が悪い=仕方ない」という人は、試合で変えられる訳がありません。

ストロークで崩れていく、相手を気にして乱れる人は、こういう部分から気を付けてみることをお勧めします。

 

良いボールを打つ、ことだけにまず集中しましょう。

特に相手が強い、フットワークが良くて動きが気になる相手であればあるほど、良いボールを打つことに集中する。

そのためには、80点の軌道、を常に意識してそこにボールを乗せるように振り切る。

試合前に、自分のストロークの動画を見返しておくと良いと思います。

自分に自信が持てれば、相手の動きも気にならなくなるはず。

普段の練習、でまずまずのときの動画は常にスマートフォンにストックしておくようにしましょう!

ピックアップ記事

  1. テニスに必要な筋力トレーニング、リストウェイトが効果的です
  2. テニスのコーチ、指導者の方にオススメしたい、「ボトムアップ理論」の名著
  3. テニスコーチ時代に、最高に憂鬱だったこと
  4. 飲んだらコンパクトに!パックアップボトルを持って試合に出かけよう
  5. 読者ミーティング用にプロジェクターを買ったら、コスパ最高だった

関連記事

  1. ストローク

    テニスの試合で、「スライス回転がしっかりかかったボレー」を返球する為に、必要なストロークの技術につい…

    テニスに難しいとされる技術は数あれど、最も難しいとされる技術は・・・コ…

  2. テニス メンタル

    ストローク

    ボレーヤーの足下に沈めるストローク、ラケットを低い位置でフィニッシュ!

    相手の足下に、ストロークでボールを沈める。しっかりスピンをかけ…

  3. テニス 錦織圭

    ストローク

    ライジングショットは、ボールのバウンド前からラケットを打点に到達させること

    ライジングショットのコツ、一言で言えばこれでしょう。みなさんが…

  4. テニス シングルス

    ストローク

    テニスの試合で、「攻撃的にプレーゾーンを前」にしたければ改善しないといけない5つのこと

    テニスの試合、ここぞという場面では前に入りたい。ベースライン上…

  5. テニス シングルス

    ストローク

    ストロークを振り切れない人は、「どこかスウィングの途中で調整」しようとしている人が多い

    社会人からテニスを始めた人、に多いのがこの傾向。安定したストロ…

特集記事

  1. テニス メンタル

    戦術

    テニスの試合では「目の前のリード」など、一瞬の安らぎにもならない
  2. テニス ダブルス

    ダブルス

    試合で勝てるダブルスペアになっていく為に、「お互いで信頼関係を築く」のに必要な意…
  3. ボレー

    自分で誘って決める、前衛のポジションは・・・?
  4. テニス メンタル

    メンタル

    試合中に「いきなり自信を失う」経験は、誰にでもあるはず
  5. テニス 練習

    練習メニュー

    テニスでも型を覚えた人から、型破りなテニスに進化出来る
PAGE TOP