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先週末の練習で、一つ気になることがあったので書いてみます。
「ポーチに出る」ということがどれくらい、相手に効いているのか・・・を、決めるのは対戦相手。
自分で「すごくプレッシャーをかけてるぞ!」と思っていても、全然気にされていなかったり。
その逆もあったりすると思います。
前衛では、「自分がどういうプレーをするか?」よりも、「どういうプレーをしたら、相手が本当に嫌か?」に切り替えていく。
これが強いテニス選手、ダブルスペアの発想です。
「ダブルスの前衛として良いプレーが出来ているかどうか」、それは対戦相手が決めることです
■相手に感想を聞いてみることの、大切さ
実際の試合でも、出来れば終わった後に相手に感想を聞いてみたい。
「ポーチ、気になってましたか・・・?」という感じで、勇気が要りますが、ぜひ聞いてみて欲しいと私は思っています。
アナタが思っている以上に、相手はしっかりアナタの前衛を見ています。
強い相手ほど、前衛をしっかり観てプレーを調整してくる。
対戦相手だけでなく、普段の練習から相手リターンとコミュニケーションを取る、そんな癖を付けてみて下さい。
■前衛のポーチは、相手に「ばれて」全然OK!
ポーチの動き方で言えば、よく相手に「ばれないように、気付かれ無いように」という意識がある人がいます。
間違いでは無い・・・かも知れませんが、上手い相手に気付かれない、なんて無理。
むしろばれて良いから、「まずい!」と思わせることが大事。
そう感じながら打つ時に、人はラケット操作が乱れる。
ばれないように、と思っていたら前衛はスタート出来ない。
結局何も貢献出来ない、前衛になってしまいます。
■ネットに近付いてこない前衛は、相手も怖くない
相手の印象、それはネット近くにどれだけ詰めてくるかがポイント。
しっかりネット際まで詰めてくる選手は、どんな名リターナーでも絶対にプレッシャーに感じます。
ネット近くにしっかり詰める、為には速い動きだし、思い切ったストレートを捨てる意識が必要。
そういう前衛が、相手にとって嫌な「前衛」になるのです。
自分の意識だけで、「今のプレーは良かった、悪かった」と判断するのは危険。
自分が出来ているだろう・・・と思っていること、実はほとんど出来ていない、と思って下さい。
幸い、テニスは仲間で練習するスポーツ。
積極的に聞いて、アナタ自身は人に伝えて、強い前衛を目指していきましょう!