テニス 居場所

テニス知識

テニスのセルフジャッジの試合では、「アウト!」ではなくまずは「ウォッチ!」が正しいコールです

テニスの試合のほとんどはセルフジャッジ形式。

このセルフジャッジ、インかアウトか、そしてカウントをコールするだけ・・・くらいに思っていると、本当はルール違反なのに気付かずやってしまうことも多い。

そもそも、「アウト!」と言えばアウトになってしまうのがセルフジャッジのやり方。

ついダブルスで、味方ペアに「触るな!」と言うニュアンスで「アウト!」と言ってしまっていませんか?

 

テニスのセルフジャッジの試合では、「アウト!」ではなくまずは「ウォッチ!」が正しいコールです

 


 

1.ボールが落ちていないのに、アウト?

アウトかどうかは、相手が打ったボールがどこかに着地して決まる。

ネットにかかるのか、実際にアウトゾーンに落ちるのか・・・がはっきり決まってから、「アウト!」というコールを相手に伝える。

これが正しいやり方です。

なのに相手が打った瞬間に、気持ちが先走って「アウト!」と言ってしまうのはセルフジャッジでは正しいコールではありません。

だってそのボール・・・アナタのコートに入るかも知れませんよ。

 

2.味方ペアに声をかけるときには、「ウォッチ!」が正解

ダブルスで味方ペアがアウトボールを触りそう、なときに「触るな!」というニュアンスを伝えるのは「ウォッチ!」が正解です。

「見ろ!」という意味ですので、ジャッジは下していないのでアウトの判定では無い。

味方のペアはしっかりボールを見て、触らないようにする。

こういった正しい声掛け、マナーが出来ている選手は実際の現場では少ないように感じます。

特に熱くなってくる学生の皆さんは、注意が必要です。

本当に厳しい大会だと、レフェリーから注意されてしまうかも・・・。

 

3.セルフジャッジを正しく理解してこそのテニス

「えっ、そんな小さなことで・・・?」と思った方も、多いでしょう。

ですがこういう小さな部分を解消していくことが、アナタの真の強さになっていきます。

実際には「アウト!」と言っていても何事もない、問題無いように進む。

ですが大事な試合で、そこを大会本部から指摘されてリズムを崩す可能性だってあります。

ペアへの声掛け一つでも、しっかりルールを守って気持ち良く。

見る人はしっかり、見てくれています。

 

ダブルスのペアへの声掛け、この機会にどんどん行ってみてはどうでしょうか。

特に並行陣にトライしているときの後衛は、前衛に対して「ウォッチ!」を言ってあげることはとても大事。

より後ろから冷静に、広い視野で見た方が冷静に正確に判断出来ます。

何も声を出さない・・・のは、どこかダブルスっぽくないし責任感も感じられない。

間違ったって、良いんです。

たまには「ウォッチ!」の声を出してみましょう!

ピックアップ記事

  1. 【ご協力をお願いします!】テニス動画・プロ選手に関するアンケート
  2. 準備しておいて絶対に損は無い、試合会場でのトイレ事情について
  3. いつからヨネックスのシューズは、こんなにカッコ良くなったんだろう
  4. 真夏のスポーツ観戦には、超軽量・小型の折り畳み傘は必需品
  5. テニスラケット ピュアドライブの新作は、「攻撃的な大人のテニス」に最高の武器にな…

関連記事

  1. テニス ラケットバッグ

    テニス知識

    会社にも持っていける、社会人にオススメのラケットバッグ

    社会人でテニスを楽しむ人の悩み、それは「荷物」じゃないでしょうか。…

  2. テニス テニスボール

    テニス知識

    テニスでは、試合と練習で使う「テニスボールが全然違う」ことを、みんな忘れてはいないか?

    試合と練習の違い、一番大きい要因は何か。私は、使うボールが全然…

  3. テニス ウェイト

    テニス知識

    テニスに必要な筋力トレーニング、リストウェイトが効果的です

    テニス選手として必要な筋力トレーニング、皆さんどんな感じでやってますか…

  4. テニス メンタル

    テニス知識

    テニスの試合の現場で使えない知識や経験は、意味が無い

    普段の練習や、アナタのテニス知識、経験。でもそれって、試合で具…

  5. テニス 書籍

    テニス知識

    テニスのコーチ、指導者の方にオススメしたい、「ボトムアップ理論」の名著

    私は、現役のテニスコーチでも教師でもありません。ですので、直接…

  6. テニス 前衛

    テニス知識

    将来テニスの指導者になりたい人は、「言葉」にして発信していこう

    読者の皆さんの中にも、今は現役選手だけど将来は指導者になりたい、と思っ…

特集記事

  1. テニススクール

    動くのに必死な状況で、アドバイス頭に入る?
  2. ストローク

    深いボールは、「しっかり打ってからジャッジ」が基本です
  3. メンタル

    精神的に強くなるとテニスも楽になる
  4. メンタル

    ゲーム差が開いていけば、必ず集中力は切れるもの
  5. 練習メニュー

    「これを試合で打てるのか?」の疑問は、アナタにしか持てない
PAGE TOP